こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、北欧ノルウェー発のロックバンド「メモリア・アヴェニュー」(Memoria Avenue)を紹介します。
■メモリア・アヴェニュー
これは、80sロック好きにはたまらない音を出すバンドに出会いました。
そのバンドは、「メモリア・アヴェニュー」(Memoria Avenue)と言います。
ほんと、80年代のメロディアス・ハードロックやAORロックど真ん中の音なんです。
アルバムジャケットのデザインからして、なんとなく80s風。だから最初聴いたときは、80sバンドのリイシュー盤かと思いました。
ところがどっこい、このバンド、このアルバムがデビューアルバムでした。
しかも、初めて耳にするバンド名だったので調べてみたら、北欧はノルウェーのバンドでした。LAあたりの米バンドかと思ったら全然違ってた…。
さらに調べていくと、中心人物のトール・タッレは、ジョー・リン・ターナー(元Rainbow)やファーギー・フレデリクセン(元TOTO)などに楽曲を提供している実力者。
自身もSkyscraperというバンドやプロジェクト「ノーザン・ライト」を主宰するなど、その筋では名の知れたギタリストです。
このタッレの相棒に抜擢されたのが、ほぼ無名の若手ボーカリスト、ヤン・ルブラントです。
この人の声が抜群にいい…。ときに激しく、ときに甘く。メロディアス・ハードロックを歌うために生まれてきたかのよう…。
よく見つけたなぁ、タッレ。この辺りの経緯は不明ですが、ジミー・ペイジがロバート・プラントを発掘したのを彷彿させ…いや、さすがに大げさか(苦笑)。
この2人に、ノルウェーのハードロックバンド「ダ・ヴィンチ」の元/現メンバー3人が加わって結成されたのが、実力派の新人バンド「メモリア・アヴェニュー」です。
Memoria Avenue on Twitter 😀 pic.twitter.com/vtxGOCFO77
— Memoria Avenue (@MemoriaAvenue) December 14, 2021
■個人的なおススメ
それでは、そんな北欧ノルウェーからやって来たバンド「メモリア・アヴェニュー」のバンド名を冠したデビューアルバムから、個人的なおススメを紹介しましょう。
まずは1曲め、「Stuck」。
1曲めからこれですよ、皆さん。80年代のバンドと誤解しても仕方ないですよね。
煌めくようなギターの音色、甘く伸びやかなボーカル、お約束のようなギターソロ。これは80s好きにはたまりません…。
そう言えば、「ファイナル・カウントダウン」などのヒット曲で知られる「ヨーロッパ」(Europe)も北欧だったな、スウェーデンだけど。メロディアス・ハードロックのDNAは北欧に受け継がれているんですね。
続いて2曲め、「Stranded」。
美しいキーボードのイントロで始まり、Jロックののようなギターリフ、そしてやさしいボーカルへ。
これは日本人好みのメロディアス・ロックだ…。そして、反則級の泣きのギターソロがさく裂します。タッレさん、狙いすぎでしょう…。
そして4曲め、「The Air That Breath」。
のっけのギターリフから、タッレさんの世界に没入です。この人、骨の髄までメロディアス・ハードロックが染みついてんじゃないかしら。
さらに、その世界観を強烈なものにしているのは、ルブラントのボーカルです。低音部では粗野な感じなんだけど、サビで聴かせるハイトーン・シャウトは美しく聴き惚れてしまいます。ほんと、反則級です…。
それにしても、北欧にこんなカッコいいロックバンドがいたのか…。
これ、きっと日本のロックファンに合う音だから、80s洋楽にハマってた人はぜひ聴いてみてください。
今日の夢中は、ノルウェー出身のメロディアス・ハードロックバンド「メモリア・アヴェニュー」でした。
ありがとう、メモリア・アヴェニュー!