グリーン・デイのビリー・ジョーが歌うロック名曲「No Fun Mondays」

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、グリーン・デイのフロントマン、ビリー・ジョー・アームストロングによるカバー・アルバム「No Fun Mondays」をとり上げます。

■ビリー・ジョー・アームストロング

これは、ゴキゲンなアルバムが届きました…。
ビリー・ジョー・アームストロングの「No Fun Mondays」。

ビリー・ジョー・アームストロングは、言わずと知れた、人気バンド「グリーン・デイ」のフロントマン。
バンドは2020年2月に、13thアルバム「Father of All Motherfuckers」をリリースすると、全米全英1位を獲得。


Father of All Motherfuckers

いよいよワールドツアーに出ようとした矢先に、ヤツがやって来ました。
コロナです…。ワールドツアーは延期。バンドとしての活動も自粛が余儀なくされました。

そんな状況下で、ビリー・ジョーはファンに向けて、なんともたまらない企画をスタートします。
外出自粛が続く間は毎週月曜日にワクワクするようなカバー曲を発表するという企画、その名も「No Fun Mondays」。

2020年3月に始まったこの企画は、グリーン・デイ・ファンのみならず多くのロック・ファンの注目を集めることになりました。
さらにビリー自身も、ファンを楽しませるつもりが、選曲しながら自身の音楽半生を振り返るきっかけとなったようです。

■No Fun Mondays

そんなカバー曲14曲を1枚にまとめたアルバムが「No Fun Mondays」です。
まさに「ビリー自身の人生のサウンド・トラック」。彼がこれまでに影響を受けたロックの名曲が収録されています。


No Fun Mondays

ジョン・レノンの名曲「Gimme Some Truth」、ジョニー・サンダースの「You Can’t Put Your Arms Around A Memory」、ビリー・ブラッグの「A New England」、元Dead Boyのボーカリストであるスティーブ・ベイターの楽曲「Not That Way Anymore」…。
ビリーが影響を受けたロックの先達たちへのリスペクトが込められたラインナップです。

「外出自粛をしている間、俺は俺の人生で最も重要なことー家族、友だち、そしてもちろん音楽についても振り返ってみたんだ」(ビリー)。
ビリーの音楽ルーツをたどるカバー・アルバム「No Fun Mondays」。今日はその中から、個人的に惹かれた曲を紹介しましょう。

■個人的なおススメ

まずは、3曲め「Manic Monday」
ガールズ・バンド、バングルスによる86年のヒット・ソング。プリンスが楽曲を提供したことでも有名です。
このキュートな名曲を、さすがはビリー、ギター・ロックにアレンジしています。
なんとMVには本家バングルスのスザンナ・ホフスが友情出演。こりゃ、元気になるなぁ。

続いて、5曲め「That Thing You Do!」
2020年4月、新型コロナの合併症によって急逝したアダム・シュレシンジャー(ファウンテンズ・オブ・ウェイン)の楽曲。
名曲です。コロナは、こんな素晴らしい曲をつくる才能を奪い去りました…。アダムに対する追悼の思いが込められたナンバーです。

そして、8曲め「Kids in America」
オリジナルは、イギリスの女性ポップ・シンガー、キム・ワイルドによる81年のデビュー・シングル。
ビリーは、その曲をカバーした米LAのパンク・バンド、マフスのバージョンを参考にしたようです。
それにしてもこの曲、グリーン・デイの曲と言われても疑わない…。なんともノリのいいギター・ロックです。

いやぁ、気持ちのいいロック・アルバムだなぁ…。
外出自粛中の皆にワクワクするカバー曲を届けたいという、ビリーの思いがビシバシ伝わってきます。
ビリー・ジョー・アームストロングの好企画盤「No Fun Mondays」。おススメです。

ありがとう、ビリー・ジョー・アームストロング! ありがとう、「No Fun Mondays」!

ブログランキングに参加しています!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事