アッシュ「1977」!ハードやギターとポップなメロディ…時代を熱狂させた1stアルバム

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、アッシュ「1977」!ハードやギターとポップなメロディ…時代を熱狂させた1stアルバムです。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■アッシュ「1977」

今日の音楽館は、アッシュ(Ash)のデビューアルバム「1977」を取り上げましょう。

アッシュ(Ash)は、北アイルランド出身のロックバンドです。
メンバーは、ティム・ウィーラー(ボーカル、ギター)、マーク・ハミルトン(ベース)、リック・マックマーレイ(ドラム)の3人。

バンドの結成は1992年。まだ15歳だったティムとマークが2学年上のリックを誘って「アッシュ」を結成。
地元でライブ活動を行っていると、その評判を聞いたエラスティカの前座に抜擢。さらにグリーン・デイから前座依頼を受けますが、当時はまだ高校生だったため、「試験があるから」という理由で断っています。


トレイラー

1994年にミニアルバム「トレイラー」をリリース。翌1995年にはシングル「カンフー」がスマッシュヒットします。
当時勃興していたブリットポップ・ブームにも乗って、彼らは一躍脚光を浴びる存在となります。その躍進ぶりはメディアから「恐るべき子供たち」と称されるほどでした。

アッシュを取り巻く熱狂は、1996年リリースのデビューアルバム「1977」で最高潮となりました。
アルバム「1977」は全英チャート1位を獲得。「ガール・フロム・マーズ」や「ゴールドフィンガー」などのシングルヒットも生んで、彼らは10代のバンドとして破格の成功を収めました。


1977

■個人的なおすすめ

それでは、そんなアッシュの熱狂に包まれたデビューアルバム「1977」から、個人的なおすすめを紹介しましょう。

まずは2曲目、「ゴールドフィンガー」(Goldfinger)。
アルバムのリリースに合わせてシングルカットされたロックナンバー。アッシュにとって初のトップ10ヒット(5位)となりました。
ティムも最高の曲と語ったと伝えられる楽曲。その言葉通り、ハードなギタープレイやポップなメロディといったアッシュの魅力を余すところなく発揮しています。
バンドの代表曲のひとつ。さらには、ブリットポップ・ブームを象徴する、時代を代表するナンバーとなりました。

続いて3曲目、「ガール・フロム・マーズ」(Girl from Mars)。
アコースティック調でスローに始まったかと思うと、やおらハードなギターがかき鳴らされます。
そこからはアッシュ節全開。ポップなメロディのあとにかき鳴らされるギター…。メロディを奏でるようなギターソロも最高です
これまたバンドを代表する曲の一つ。アッシュ・ファンなら誰もが好きなロック・ナンバーです。

そして10曲目、「エンジェル・インターセプター」(Angel Interceptor)。
ティムのメロディメイカーの才能が際立つパワーポップ・ナンバー。シングルでもリリースされ全英14位を獲得しています。
先の2曲と比べてハードなエレキギターは控えめ、代わりにハイトーンのコーラスが加えられています。
王道のポップロックと引けをとらないメロディアスなナンバー。こういう曲もやれる懐の深さが、彼らの魅力であり実力なのでしょう。


いやぁ、すばらしいアルバムですね、アッシュの1stアルバム「1977」。鮮烈に音楽シーンにその名を刻みました。
バンドはその後、この1stアルバムの成功からくる重圧から、一時は活動休止状態となりますが、それでも音楽にかける熱情は消えずカムバック。
いまもアルバム制作やライブ活動を継続。ブリットポップ・ブームを駆け抜けたバンドのなかで息長く活動を続ける稀有なバンドとなっています。

今日の夢中は、アッシュ「1977」!ハードやギターとポップなメロディ…時代を熱狂させた1stアルバムでした。
ありがとう、アッシュ! ありがとう、アルバム「1977」!

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