持ち味のポップなメロディも…アッシュ復活の3rdアルバム「フリー・オール・エンジェルズ」

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、持ち味のポップなメロディも…アッシュ復活の3rdアルバム「フリー・オール・エンジェルズ」です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■アッシュ「フリー・オール・エンジェルズ」

今日の音楽館は、大好きなバンド「アッシュ」をまたまた取り上げましょう。

以前のブログ記事で、彼らがUKロックシーンの熱狂に包まれた1stアルバム「1977」(1996年)を紹介しました。
同アルバムは全英チャート1位を獲得する大ヒットアルバムに。バンドはグラストンベリー・フェスでヘッドライナーを務めるなど、10代として破格の成功を成し遂げます。


1977

しかし、この大成功が10代のバンドに与えた重圧は大きく、1998年リリースの2ndアルバム「ニュー・クリア・サウンズ」は陰鬱なテーマの作品に…。
商業的にも批評的にも失敗。バンドは持ち前の勢いをすっかり失い、フロントマンのティム・ウィーラーはうつ病に陥ったりしています。

この時期、バンドは存続の危機を迎えましたが、メンバーはウィーラーの実家に戻り、バンドが始まったのと同じガレージで演奏し、曲づくりに励みました。
そうして出来上がったのが、2001年リリースの3rdアルバム「フリー・オール・エンジェルズ」(Free All Angels)です。


フリー・オール・エンジェルズ

1stアルバム「1977」のような瑞々しさやポップさを取り戻した同アルバムは、全英アルバムチャート1位を獲得
「シャイニング・ライト」や「バーン・ベイビー・バーン」などのシングル・ヒットも生まれ、ここにアッシュは見事に復活を遂げました。

■個人的なおすすめ

それでは、アッシュ復活の3rdアルバム「フリー・オール・エンジェルズ」から、個人的なおすすめを紹介しましょう。

まずは2曲目、「シャイニング・ライト」(Shinning Light)。
アルバム発表に先駆けてリリースされた1stシングル。アッシュの持ち味であるポップなメロディが還ってきました…。
さらには、メロディを奏でるようなギターソロも1stを彷彿させるもの。音楽ファンもアッシュ復活を歓迎、全英8位の大ヒットとなりました。
元恋人のことを歌ったというティムの歌詞もいい。「Yeah you are a shinning light」(そう、君は輝く光だ)。なかなか言えないよね…。

続いて3曲目、「バーン・ベイビー・バーン」(Burn Baby Burn)。
これまた、1stアルバムの勢いを取り戻したようなポップなナンバー。歌詞は結構、暗めなんだけどね…。
もともとは2ndアルバム「ニュー・クリア・サウンズ」用に書かれていたもの。本作収録にあたりコーラスなどに手を加えたそうです。
かき鳴らすようなギターソロも聴きどころの一つ。この曲もヒットし、シングルチャート13位に達しました。

そして10曲目、「サムタイムズ」(Sometimes)。
アッシュ屈指の名バラード曲。こうした聴かせる曲もつくれるのが彼らの魅力。ティムのソングライティング・センスが遺憾なく発揮された作品です。
時折かき鳴らされるハードなギター、時折やさしく歌われるティムのボーカル…その対比も曲の情感を増します。ファンの間でも人気の高い名曲です。


おかえり、アッシュ。一時のスランプを乗り越えて、アッシュはすばらしいアルバム「フリー・オール・エンジェルズ」で復活を遂げました。
勢いを取り戻したアッシュは、その後もバンド活動を継続。さらにアルバム制作とライブ活動に邁進していくことになるのです。またどこかで、アッシュの作品は紹介していきたいと思います。

今日の夢中は、持ち味のポップなメロディも…アッシュ復活の3rdアルバム「フリー・オール・エンジェルズ」でした。
ありがとう、アッシュ! ありがとう、アルバム「フリー・オール・エンジェルズ」!

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