スティーヴィー・ワンダーの名曲「I Just Called to Say I Love You」

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、スティーヴィー・ワンダーの誕生日を記念して、彼の名曲「I Just Called to Say I Love You」(邦題:心の愛)をとり上げます。

■今日は何の日

いつも愛用しているタワレコ手帳
1日1頁、その日に起きた出来事やミュージシャンの誕生日などが記載されています。

5月13日は、この人の誕生日でした。

【誕生日】スティーヴィー・ワンダー(1950)

言わずと知れた、盲目の天才ミュージシャン。音楽の申し子、スティーヴィー・ワンダー
2021年5月13日で、御年71歳。まだまだ現役で活躍しています。


The Definitive Collection

この天才ミュージシャンは1950年5月13日に米ミシガン州で生まれましたが、早産のため保育器に入れられます。
このとき高濃度の酸素が供給されたことから、未熟児網膜症となり視覚を失いました。

ただ、この盲目の子供スティーヴィーには、音楽の神様がついていました。
11歳のときに自身が作曲した「Lonely Boy」をミラクルズのロニー・ワイトの前で歌うと、ワイトを感動させます。
彼はスティーヴィーを名門モータウン・レコードに紹介、スティーヴィーは若くしてモータウンとの契約を獲得しました。

スティーヴィーははじめ「リトル・スティーヴィー・ワンダー」という名前で活動します。
12歳のときのツアーの模様を収録したアルバム「Recorded Live: The 12 Year Old Genius」(1963年5月)が全米1位を獲得。
注目を集めますが、この成功はまだほんのはじまりに過ぎませんでした。


Recorded Live: The 12 Year Old Genius

■数々の名曲・名盤

スティーヴィーが本当に音楽の申し子として世界中に知られたのは1970年代のこと
モーグ・シンセサイザーに出会った天才は、この楽器を駆使して数々の名曲をつくり出しました。

「迷信(Superstition)」(1972年)、「サンシャイン」(1972年)、「ハイアー・グラウンド」(1973年)など、シングルはぜんぶ大ヒット。
さらにアルバムも相次ぎリリース、「トーキング・ブック」(1972年)、「インナーヴィジョンズ」(1973年)、「ファースト・フィナーレ」(1974年)。いずれも歴史に残る名盤となりました。


インナーヴィジョンズ

1970年代前半は、グラミー賞で最優秀アルバム賞などを毎年のように受賞
1976年に最優秀アルバム賞を受賞したポール・サイモンは、授賞式で次のようにコメントしました。

I'd like to thank Stevie Wonder for not releasing an album this year.
まずはスティーヴィーに感謝したい。ありがとう、今年アルバムを出さないでくれて。

才人ポール・サイモンがそんなユーモアを口にするほど、誰もがスティーヴィーの天賦の才をうらやみ、そして敬いました。
スティーヴィーはその後も名曲・名盤を送り出します。USAフォー・アフリカ「We Are The World」(1985年)では、ブリッジ部でリード・ボーカルをとり大きな存在感を示しました。


We Are The World/USA for Africa

■I Just Called to Say I Love You

そんなスティーヴィー・ワンダーの誕生日をお祝いして、数ある名曲の中からこの曲を届けましょう。
それが、「I Just Called to Say I Love You」(邦題:心の愛、1984年)です。

70年代の名曲・名盤は数々あれど、館長ふゆきにとってはじめてのスティーヴィーはこの曲でした。
1984年の映画「ウーマン・イン・レッド」のサウンドトラックに用いられた名曲。館長ふゆきは当時「ベストヒットUSA」でこの曲を聴いて、そのメロディその歌声にすっかり惹きこまれました。


ウーマン・イン・レッド

歌詞もいいですよね。
1月の新年から12月のクリスマスまで、その時々のイベントが歌詞に登場します。

No New Year's day to celebrate
No chocolate-covered candy hearts to give away
No first of spring, no song to sing
In fact, it's just another ordinary day
新しい年を祝うわけじゃない
ハート型のチョコレートキャンディを贈るのでもない
春のはじまりでもないし 口ずさむ歌もない
今日はただのありふれた日なんだ
(ふゆき訳)

でも、そんな特別なイベントがあるかどうかなんて関係ない。
君に伝えたい「three words」(3つの言葉)がある…。そしてラブソング史に残るサビが歌い上げられます。

I just called to say: "I love you"
I just called to say how much I care
I just called to say: "I love you"
And I mean it from the bottom of my heart
この言葉を伝えるために電話したんだ 「君を愛している」と
どれほど君を思っているかを伝えたくて 電話したのさ
僕はただこの言葉を言いたいんだ 「君を愛している」
心の底から そう思っているよ
(ふゆき訳)

それでは、スティーヴィー・ワンダーの名曲、「I Just Called to Say I Love You」(1984年)を聴きましょう。
Happy Birthday, Stevie! Back to the 80s! Here we go!

ありがとう、スティーヴィー・ワンダー! 誕生日おめでとう!

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