次代の歌姫マーゴ・プライス、圧巻の歌声を披露!「That's How Rumors Get Started」

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、米カントリー・ミュージックの新歌姫、マーゴ・プライスの新譜「That's How Rumors Get Started」を紹介します。

■マーゴ・プライス

米カントリー・ミュージックの「Next Star」として期待される次代の歌姫
それが、マーゴ・プライスです。

出身は米イリノイ州。カントリー界の歌姫アリソン・クラウスと同じですね。
そこで彼女は、教会合唱団で歌ったりピアノを弾いたりして10代を過ごしました。

ノーザンイリノイ大学に入学してダンスと演劇を学びますが、2003年に中退。
20歳でナッシュヴィルに移ります

そこで彼女は、歌手になることを夢見て、様々な仕事をこなしながら下積みを重ねます
ウェイトレスや壁板の張替え、YMCAでのダンス指導なども行ったようです。

そんな彼女に陽が当たったのは2014年。
「Rolling Stone Country」誌で、注目アーティストとして取り上げられたのです。


Midwest Farmers Daughter

10年越しでやって来たチャンスを彼女は逃しませんでした。
2016年、なんと3日間でアルバムをレコーディングして、デビューアルバム「Midwest Farmer's Daughter」をリリースします。

このアルバムは、彼女の英テレビ番組への出演もあって、大きな成功を収めます。
英カントリー・チャートで1位、さらに米カントリー・チャートでも10位の大ヒットアルバムとなりました。

■That's How Rumors Get Started

一躍カントリーの注目株となった彼女は、翌年に2ndアルバム「All American Made」(2017年)をリリース。
その勢いはとどまらず、2019年の第61回グラミー賞で最優秀新人賞にノミネートされました。


All American Made

そんな乗りに乗っているマーゴ・プライス。
待望の3rdアルバムがリリースされました。タイトルは「That's How Rumors Get Started」(2020年)。

このアルバムで、マーゴはカントリーからソフト・ロックやポップスに幅を拡げています
もともと、ジャニス・ジョップリンやボニー・レイットなどが好きだと言っていた彼女。
カントリーからロックへ。その大胆アプローチが、さらに彼女の魅力を増しています。次代の歌姫は、さらなる進化を遂げました。


That's How Rumors Get Started

■個人的なおススメ

それでは、そんなマーゴ・プライスの新譜「That's How Rumors Get Started」から個人的なおススメを紹介しましょう。

まずは1曲め「That's How Rumors Get Started」
やさしいピアノの奏でからはじまるソフトなバラード・ナンバー。
マーゴのやさしい歌声がメロディアスに響きます。このキュートで美しい歌声は天性のもの。まさに「歌姫」降臨です。

続いて2曲め「Letting Me Down」
一転してロック調の曲。まるで彼女の境遇を歌ったような歌詞が胸に突き刺さります。
「Everybody's lonely…Oh babe,just look around」(みんな孤独なのよ。周りを見てごらん)。
彼女も今は成功を収めていますが、デビューアルバムを出したのは33歳になろうかというとき。苦労人なんですよね…。

そして3曲め「Twinkle Twinkle」
これまたハードなロック調の楽曲です。歌詞もハード。歌い方もハード。
この辺りは彼女が尊敬するジャニス・ジョップリンを彷彿させます。
ロックも似合うなぁ…。彼女の底知れないポテンシャルを感じさせる1曲です。

聴き惚れました、マーゴ・プライス
このアルバムも売れるだろうな…。そう確信する充実したアルバムになっています。

その最大の魅力である歌声は、ときにジャニス・ジョップリン、ときにスティービー・ニックス、ときにシンディ・ローパー。
底知れぬ才能と圧巻の歌声を披露した、次代の歌姫マーゴ・プライス。これからの活躍がますます楽しみです。

ありがとう、マーゴ・プライス! ありがとう、次代の歌姫!

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