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館長のふゆきです。
今日の夢中は、ビッグ・スター「Radio City」!パワーポップの傑作!名曲"September Gurls"も…です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■Radio City
1970年代前半にカルト的な人気を博したバンド、ビッグ・スター(Big Star)。
前回はそのデビューアルバム「#1 Record」をとり上げましたが、なぜこれが売れなかったのかと不思議に思うほどの傑作でした。
レーベル側に問題があったのは間違いないでしょう。メディアの称賛を受けたにもかかわらず、レーベルは宣伝も配給も十分に行いませんでした。
その不満はバンド内に軋轢を生み、中心メンバーのクリス・ベルが脱退。アレックス・チルトンとの名デュオは、アルバム1枚で解消となりました。
それでもバンドは、一時的な休止を経て、1973年後半から2ndアルバムのレコーディングに入ります。
そして1974年2月にアルバムを完成させリリースします。それが、パワーポップのマイルストーンとも呼ばれる「Radio City」です。
同作は、メディアやリスナーから最高のロックアルバムの一つ、パワーポップの傑作などと絶賛を受けます。
しかし悲劇は繰り返されます。本作においても、レーベル側は十分なPRも配給もしませんでした。販売を受託した大手コロンビア・レコードが配給を拒否したとも伝わります。
その結果、本作もまた、商業的には失敗した、幻の傑作アルバムとして世に残ることとなります。
バンドはその後、3rdアルバムを制作しますが、商業的に成功しないと判断されお蔵入り…。バンドは解散することになるのです。
■個人的なおススメ
本当にすばらしい作品なんですけどね、ビッグ・スターの2ndアルバム「Radio City」。
今日は、そんな1974年リリースのアルバム「Radio City」から、個人的なおススメを紹介します。
まずは1曲目、「O My Soul」。
アルバムのオープニングを飾るファンキーでひねりの効いたロックナンバー。シングルとしてもリリースされました。
これまでのバンドの楽曲とは一風異なる、ファンク調のギターリフ、力強いベースライン、変調するメロディーが特徴的。
エキサイティングで奇妙でファンキーといった批評が的を得ています。バンドもそんなサウンドを楽しんでいるよう…。5分を超えるバンド最長の楽曲となっています。
続いて7曲目、「Back of a Car」。
作詞作曲は、アレックス・チルトンとアンディ・ハメルになっていますが、脱退前のクリス・ベルも制作に関わったとされます。
そんなベルの影響も垣間見られる、ハーモニーが美しいナンバー。メロディもポップで美しい…。ベルがいなくなったのは本当に残念です。
ファンの間でも人気の高い楽曲。後にリリースされるライブアルバム「Live」にも収録されています。
そして10曲目、「September Gurls」。
バンドの代表曲にして、パワーポップの古典とも称されるロックナンバー。後にバングルスなどにカバーされています。
タイトルは、ビーチ・ボーイズの「カリフォルニア・ガールズ」に敬意を表して付けられました。作者はチルトン。当時、彼が付き合っていた3人の女性がいずれも9月生まれだったことにインスパイアされています。
ローリングストーン誌の選ぶ史上最高の曲トップ500の中で180位にランクインする名曲。ポップなメロディ、弾むようなギター、チルトンの甘いボーカル、どれをとっても一級品です。
いやぁ、すばらしいアルバムです。ビッグ・スターの2ndアルバム「Radio City」。
「September Gurls」をはじめとするナンバーは、今なおその輝きを失うことはありません。後世のパワーポップ・バンドが影響を受けたこともよく分かる傑作アルバムです。
今日の夢中は、ビッグ・スター「Radio City」!パワーポップの傑作!名曲"September Gurls"も…でした。
ありがとう、ビッグ・スター! ありがとう、アルバム「Radio City」!










