こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、カントリー界の歌姫アリスン・クラウスのアルバム「Now That I've Found You」をとり上げます。
■今日は何の日
いつも愛用しているタワレコ手帳。
1日1頁、その日に起きた出来事やミュージシャンの誕生日などが記載されています。
7月23日は、この人の誕生日でした。
【誕生日】アリソン・クラウス(1971)
誕生日おめでとう、アリソン!
アリソン・クラウスは、米イリノイ州出身のカントリー・シンガーです。
全米を代表する歌姫でありながら、日本ではあまり知られていないアリソン・クラウス。
彼女の経歴を簡単に紹介すると…。
1971年、米国イリノイ州生まれ。
5歳からバイオリンを習うもクラシック音楽が好きになれず、カントリーやローリング・ストーンズを聴いて育ちました。
1985年、14歳でレコード会社と契約すると、16歳のときに「トゥー・レイト・トゥ・クライ」(1987年)で全米デビューを果たします。
彼女の人気を決定づけたのが、1995年リリースのコンピレーション・アルバム「Now That I've Found You」でした。
このアルバムがカントリー・チャート2位となる大ヒットを挙げると一躍スターダムに。
続く「So Long So Wrong」(1997年)も大ヒット。このアルバムは、グラミー賞3部門を受賞する名盤となりました。
その後もアルバム発表の都度、ファンも売上も増やし、いまや全米を代表する女性アーティストに。グラミー賞では、女性で史上最多の受賞数を誇るアーティストとなっています。
■アリソンの魅力
館長ふゆきがはじめてアリソン・クラウスに出会ったのは、とあるラジオ番組でした。
スピーカーから流れてきた彼女の歌声に、時を忘れて惹きこまれたことを覚えています。
彼女の最大の魅力は、その歌声にあります。
透明感のある澄んだ歌声。決して力強くはない。どちらかと言うと、か弱い感じ。
たぶん歌い方もあると思います。抑揚をつけながらもあくまでやさしく、聴き手に歌を届けます。
聴く者の気持ちまでもやさしくする、癒しの歌声…。それが彼女の愛される理由ではないかと思います。
今日は、そんな彼女の誕生日ということで、お祝いの気持ちを込めて、当時擦り切れるほど聴いたアルバム「Now That I've Found You」(1995年)を紹介します。
■個人的なおススメ
「Now That I've Found You」はコンピレーション・アルバムということで、選りすぐりの楽曲がいっぱい詰まったアルバムです。
おススメしたい曲ばかりなのですが、ここでは特におススメの曲を紹介しましょう。
まずは1曲め「Baby, Now That I've Found You」。
アルバムのタイトル曲にもなっているポップ・ナンバー。英ソウルバンド「The Foundations」の楽曲のカバーです。
一目惚れした男性(女性)の思いをやさしく歌い込む、素敵なラブソングです。
Baby,now that I've found you
I won't let you go
I'll build my world around you
I need you so
Baby,even though
You don't need me now
やっと君をみつけたよ
絶対に君を手放したくない
君と一緒の世界をつくりたいんだ
君がどうしても必要なんだ
今はまだ君に思いが届いていなくても(ふゆき訳)
次に3曲め「Broadway」。
これまたアリソンのやさしい歌声が胸に響くバラード・ナンバー。
余計なアレンジを廃したアコースティックな演奏も、彼女の歌にぴったり。
後半には美しく力強い歌声も聴けます。歌、本当にうまいなぁ、アリソン…。
そして11曲め「In the Palm of Your Hand」。
盟友ザ・コックス・ファミリーとの共演。天使のようなアリソンの声に、バイオリン、スライド・ギターの音色が重なります。なんと美しい奏ででしょうか…。
「命尽きるそのときまで、あなたの手の中にいたい…」(ふゆき訳)。アリソンの歌声の中にずっといたくなるような、清らかでやさしいバラード・ナンバーです。
いやぁ、素晴らしい歌声、素晴らしいアルバムです。
誕生日おめでとう、アリソン・クラウス。これからも美しい歌声を届けてください。
ありがとう、アリソン・クラウス! ありがとう、「Now That I've Found You」!