こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、ジョージ・マイケルの1stアルバム「フェイス」をとり上げます。
■今日は何の日
いつも愛用しているタワレコ手帳。
1日1頁、その日に起きた出来事やミュージシャンの誕生日などが記載されています。
6月25日のページには、こんな出来事が書かれていました。
【誕生日】ジョージ・マイケル(1963)
ジョージ・マイケル。
イギリス出身のシンガーソングライターです。
1981年、友人であるアンドリュー・リッジーと「ワム!」を結成。
2ndアルバム「メイク・イット・ビッグ」(1984年)が世界的な大ヒットを挙げ、ワールドワイドな人気を博します。
ワム!解散(1986年)後も、ジョージはソロ・アーティストとしてヒット曲を量産。
その歌声で世界中のファンを魅了しました。
ワム!の「ラスト・クリスマス」は、シーズンに必ず流れる名曲ですね。
ジョージ・マイケルは2016年12月25日、クリスマスの日にイングランドの自宅で亡くなりました。享年53歳。
6月25日はジョージの誕生日なんですね…。
生きていれば57歳。まだまだ甘い歌声を聴かせていたことでしょう。
今日は、そんなジョージ・マイケルを偲ぶとともに、その誕生日を祝って、彼のソロ1stアルバム「フェイス」をとり上げます。
■フェイス
ジョージ・マイケルのソロ1stアルバム「フェイス」。
この名盤がリリースされたのは、ワム!の解散から1年数か月経った、1987年10月のことでした。
ワム!時代からソロ活動への意欲が強かったジョージ。
大ヒットしたシングル「ケアレス・ウィスパー」はソロ名義でした。
1stアルバム制作にあたって、ジョージはそれまで書きためていた曲を次々に形にしていきます。
作詞・作曲はもちろん、ギターやベース、キーボードなどの楽器演奏も自らこなしました。
アルバムのプロデューサーも務めるなど、豊かな音楽の才能を解放しました。
アイドル「ワム!」からの完全な脱皮を目指していたのかもしれませんね。
ソロ・アーティストとして自身がつくり込んだアルバム「フェイス」は、彼の新しい魅力を見せつけました。
ひとことで言うと、大人のジョージ・マイケル。
フォーク風のロックから、ソウルフルなR&Bナンバー、ファンキーなダンス・ミュージックまで、幅広い音楽性で新たなファンを開拓しました。
同アルバムは、米英1位など世界中で大ヒット。シングル「フェイス」などナンバーワンヒットを数多く生み出しました。
■個人的なおススメ
それでは、そんなジョージ・マイケルのソロ1stアルバム「フェイス」から、個人的なおススメを紹介します。
まずは1曲め、「フェイス」。
アルバムのリードシングルにして、言わずと知れたジョージの代表曲。
ワム!時代との決別を示すような、レトロなテイストたっぷりのアコースティック・ロック。
序盤のアコギのフレーズ、中盤の60s風のギターソロ、囁くようなジョージのボーカル。
どれをとっても、極上のポップミュージック。この曲で、元ワム!の形容詞を完全に払しょくしました。
続いて2曲め「ファザー・フィギュア」。
これまた大人のジョージ・マイケル。マイケル・ジャクソンが歌っても違和感ないであろうR&Bナンバーです。
女性コーラスも本格的。ジョージも甘くソウルフルな歌声で聴かせています。
そして4曲め「ワン・モア・トライ」。
来ました、ジョージのオハコ、甘いラブバラード。
彼自身も「僕の心にきわめて近いバラード」と熱い思いを込めて歌い上げるナンバー。ライブで何度も歌われている名曲です。
他にも、ファンキーなナンバー「モンキー」など、大人のジョージ・マイケルがいっぱい。
今さらながら、彼の豊かな音楽の才能に圧倒されます。
生きていれば57歳。きっと雲の上で、天使たちに甘い歌声を聴かせていることでしょう…。
ありがとう、ジョージ・マイケル! ありがとう、フェイス!