Dear Boy「Celebrator」!90年代UKロックの響きが今に…タイムレスな輝きを放つ青春サウンド

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、Dear Boy「Celebrator」!90年代UKロックの響きが今に…タイムレスな輝きを放つ青春サウンドです。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■Dear Boy

今日ピックアップするのは、米ロサンゼルス発のインディー・ロックバンド、「Dear Boy」(ディア・ボーイ)
じわじわと音楽シーンで注目を集めている彼らの最新アルバム「Celebrator」(セレブレーター)をとり上げます。

まずは、バンドの簡単な紹介から。Dear Boyは、ロサンゼルスを拠点に活動する4人組バンドです。
ボーカルのBen Greyを中心に結成され、これまでにもEPや1stアルバム「Forever Sometimes」を通じて、熱心なファンベースを築いてきました。


Forever Sometimes

彼らの最大の特徴は、90年代UKロックやニューウェイヴと、現代的なインディーポップの融合です。
ときにThe Smithsのように、ときにNew Orderのように…。その音楽は、90年代と現代のポップロックの狭間を埋めるような、タイムレスな輝きで満ちています。

2025年10月リリースの新譜「Celebrator」は、そんなバンドの特徴をたっぷり盛り込んだアルバムとなっています。
今回の楽曲は、特に90年代のオルタナティブ・ロックやシューゲイザー、ブリットポップの要素が色濃く反映されています。


Celebrator

一聴して想起するのは、ヴェルヴェット・クラッシュやライドのような、瑞々しくも勢いのある青春サウンド
制作にかけた期間がわずか2週間と、ライブレコーディングに近い形式で行われたことも影響しているのかもしれません。

UKロック愛を生々しく刻んだサウンドは、バンドの魅力を純なまま作品に記録することに成功しました。
2025年に舞い降りたブリットポップ・ムーブメント…。そんなタイムレスな魅力を放つアルバム、Dear Boyの「Celebrator」です。

■個人的なおススメ

それでは、そんなDear Boyのアルバム「Celebrator」から、個人的なおススメです。

まずは2曲目、「Kelly Green」
90年代ブリットポップ愛がたっぷりと伝わるポップナンバー。楽曲全体を導くメロディアスなギターリフと力強いビート。
そこにやさしいボーカルとメロディが重なって、いつの間にかリスナーは青く切ない青春の日々へといざなわれます。
90年代ブリットポップファンならハマること間違いなしのポップロック。何度も聴きたいナンバーです。

続いて7曲目、「The Address」
こちらも90年代風。一世を風靡したマッドチェスター・ムーブメントを彷彿させる、グルーヴィーなナンバーです。
今の時代にこのサウンドをもってきたか…。思わず体を揺らしたくなるダンサブルなリズムと、Benの気だるげながらも艶のあるボーカルが絶妙にマッチしています。
アルバムタイトル「Celebrator」(祝福)のように、マッドチェスター再来を祝いたくなる、ファンにはたまらないエモーショナルなナンバーです。

そして6曲目、「After All」
アルバムのハイライトのひとつ。メロディアスでエモーショナル、バンドのアンセムとなる風格を持つナンバーです。
ゲストにRocketを迎えたこの曲は、サビでの爆発力が凄まじい…。キラーメロディと疾走感あふれるギターが絡み合い、みるみる気持ちが高まっていきます。
ライブで合唱している光景が目に浮かぶような名曲。90年代どころか80年代のパワーポップも取り込んだようなアツいナンバーです。

いやぁ、すっかり90年代にタイムスリップしたしまった…。そんなデジャブな体験ができるアルバムでした。
Dear Boyの「Celebrator」。90年代のUKロックやシューゲイザーが好きな方に、自信をもっておススメします。

今日の夢中は、Dear Boy「Celebrator」!90年代UKロックの響きが今に…タイムレスな輝きを放つ青春サウンドでした。
ありがとう、Dear Boy! ありがとう、アルバム「Celebrator」!

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