2/23はハワード・ジョーンズの誕生日…「ドリーム・イントゥ・アクション」を聴いてお祝い!

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、2/23はハワード・ジョーンズの誕生日…「ドリーム・イントゥ・アクション」を聴いてお祝い!です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■今日は何の日

1日1頁、その日に起きた出来事やミュージシャンの誕生日などが記載されているタワレコ手帳(現在は製造中止…)。
2月23日の頁には、こんな出来事が記されていました。

【誕生日】ハワード・ジョーンズ(1955)


Best of


ハワード・ジョーンズ(Howard Jones)
80年代に洋楽をよく聴いていた人なら、この人の名前は知っているでしょう。

1980年代に隆盛したエレクトリック・ポップの雄。いまも現役で活躍するミュージシャンです。
そんなハワード・ジョーンズの誕生日が1955年2月23日。英サザンプトンで生まれました。

幼い頃からピアノに目覚めた彼は、10代の頃にはバンド活動を始めます。
地道に音楽活動を続けていると、その才能が認められメジャー契約を獲得。1983年、シングル「ニュー・ソング」でセンセーショナルなデビューを果たしました。


ヒューマンズ・リブ

同シングルは全英3位の大ヒットに。さらに「ホワット・イズ・ラブ?」「Hide and Seek」などヒット曲を連発します。
翌1984年に、1stアルバム「ヒューマンズ・リブ」をリリース。これが全英1位を獲得し、一躍ブリティッシュ・ポップの旗手となりました。

…ということは、今年(2023年)はメジャーデビューから40年の節目の年なんですね。
その節目の年も、68歳の誕生日も、心を込めてお祝いしましょう。

■ドリーム・イントゥ・アクション

今日とり上げるのは、彼の2枚目のアルバム「ドリーム・イントゥ・アクション」(Dream Into Action)です。
1stアルバム「ヒューマンズ・リブ」の成功を受け、注目を集めるなかで制作されたアルバム。1985年3月にリリースされました。


ドリーム・イントゥ・アクション

アルバムに先駆けてリリースされたシングル「オンリー・ゲット・ベター」(Things Can Only Get Better)が本国UKのみならず米国でもヒット(全英6位、全米5位)。
その勢いをかって、アルバムもチャートを躍進。全英2位を獲得、全米でも念願のトップ10入りを果たしました。このアルバムにより、ハワード・ジョーンズはワールドワイドなポップスターに躍進したのです。

同時代のエレクトリック・ポップ・ミュージシャンの多くが、1枚のアルバムや1曲のヒットシングルで音楽シーンから消えていきました
そんな中、ハワード・ジョーンズがその後も今も活躍を続けられているのは、この2ndアルバムのヒットが大きいと思います。

1stアルバムのシンセ・ポップの世界観を受け継ぎながらも、このアルバムで楽曲の幅を大きく広げ演奏もスケールアップしました。
特に、アルバム収録の「悲しき願い」(No One Is to Blame)は象徴的。シンセ・ポップと一線を画したしっとりとしたバラード・ナンバーで、ハワードの新たな魅力を生み出しました。

■個人的なおススメ

それでは、そんなハワード・ジョーンズの大ヒットアルバム「ドリーム・イントゥ・アクション」から、個人的なおススメです。

まずは1曲め、「オンリー・ゲット・ベター」(Things Can Only Get Better)。
アルバムに先がけてリリースされたシングル曲。この曲が米英でヒットしたことで、ハワード・ジョーンズの名が広く知られるようになりました。
曲調は、これぞハワード・ジョーンズというシンセ・ポップ。ドリーミーなイントロから、大胆なブラス・セッション、そして再びドリーミーなサビメロへ…。
「Woah, woah, woah…」のサビは誰もが口ずさんじゃうキャッチーなメロディです。小さなスタジオから大きなライブ会場へ、ハワードのステージを上げたナンバーです。

続いて5曲め、「ルック・ママ」(Look Mama)。
こちらもハワードらしいポップ・ナンバー。シンセが自由に駆け巡ります。
でも、曲調も演奏も少しロック色が加わっているのが特徴。実際にこのアルバムのツアーからバンド編成になったりしています。
歌詞も個性的…。過保護な母親に、もっと自由にさせてほしい、自分を認めてほしいという子供の気持ちを歌っています。

そして4曲め、「悲しき願い」(No One Is to Blame)。
アルバムの中で、そしてハワード・ジョーンズの曲中でも屈指の名曲。やさしいピアノの音色とともに奏でられるバラード・ナンバーです。
アルバムリリースの翌年、フィル・コリンズとヒュー・パジャムのプロデュースにより再レコーディング。シングルカットされると、全米4位のヒットとなりました。
この曲の歌詞もメロディもいい…。さらに、再録バージョンのフィル・コリンズのコーラスがまたいい…。胸に刺さる名曲です。


いやぁ、すばらしいアルバムですね。ハワード・ジョーンズの2ndアルバム「ドリーム・イントゥ・アクション」
このアルバムの成功により、1985年の「ライブエイド」に参加するなど、ワールドワイドに活躍していくことになるのです。

そんなハワード・ジョーンズも今日(2023年2月23日)で、御年68歳
まだまだ現役で音楽活動を続けています。さらなる活躍と健康を祈念して、これからも「ドリーム・イントゥ・アクション」を聴き続けたいと思います。

誕生日おめでとう、ハワード・ジョーンズ! ありがとう、「ドリーム・イントゥ・アクション」!

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