80s愛解放!ザ・ウォー・オン・ドラッグス「I Don't Live Here Anymore」

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、米ロックバンド「ザ・ウォー・オン・ドラッグス」(The War on Drugs)のアルバム「I Don't Live Here Anymore」をとり上げます。

■ザ・ウォー・オン・ドラッグス

ザ・ウォー・オン・ドラッグス(The War on Drugs)。
米ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のロックバンドです。

フロントマンのアダム・グランデュシエル(Adam Granduciel)とソロ・アーティストのカートヴァイルを中心に、2005年に結成されました。
カート脱退後はメンバーチェンジを重ねながら、アダムを軸とした編成で活動を続けます。


Wagonwheel Blues

2008年にデビューアルバム「Wagonwheel Blues」をリリースすると、ライブ活動を重ねて地道にファンを拡大していきます。
すると、2015年にリリースした前作「ア・ディーパー・アンダスタンディング」(原題:A Deeper Understanding)でブレイク。グラミー賞でベスト・ロック・アルバムを受賞し、実力派ロックバンドとして全米にその名を知られることとなりました。


A Deeper Understanding

そのグラミー受賞から1か月後、アダムは新たなアルバムのデモ曲づくりに乗り出します。
バンドは、ニューヨークのElectric Lady StudioやロサンゼルスのSound Cityなど7つのスタジオに集まり、約3年にわたり十数回に及ぶセッションを実施。楽曲を作り続けました。

このセッションを振り返り、アダムはインタビューでこんなコメントを残しています。
「音楽を作ることの醍醐味を思い出すことができたよ」。さらに続けます。「友達とコラボレートして、それぞれを輝かせるんだ」。

この言葉を象徴するのが、アルバムのオープニングナンバー「Living Proof」
これまで何度もオーバーダブして楽曲を制作していましたが、この曲では即興的な演奏を重視。ライブだからこそ生み出される意外性やバンドの共鳴をそのまま楽曲に取り入れました。


I Don't Live Here Anymore

そうした、ちょい時代をさかのぼるようなスタイルが、アルバムの造りにも影響したのかも知れません。
前作から4年を経て届けられたアルバム「I Don't Live Here Anymore」は、ライブバンドとしての彼らの魅力がたっぷり。

しかも、元々アダムの音楽ルーツに通ずるところでもあるのですが、80s洋楽のテイストが随所にかもし出されているんですよね。
ブルース・スプリングスティーンやトム・ペティ、ブランアン・アダムス…。輝いていた80s米ロックが還ってきた…。80s洋楽ファンにはたまらないアルバムに仕上がっています。

■個人的なおススメ

それでは、「ザ・ウォー・オン・ドラッグス」(The War on Drugs)のアルバム「I Don't Live Here Anymore」から個人的なおススメです。

まずは1曲め、「Living Proof」です。
先述の通り、スタジオでの即興的な演奏から生まれたオープニング・ナンバー。
スローでささやくようなボーカルはボブ・ディランを彷彿させます。ボーカルと楽器が重なり深みを増していく様は、これぞ「音楽を作ることの醍醐味」。彼らの魅力そのものです。

続いて6曲め、アルバムの表題曲「I Don't Live Here Anymore」
これは、80年代洋楽のリバイバルか…。それほどまでに、懐かしさただよう曲調、音のつくりです。
ギターの音色も哀愁たっぷり。サビのコーラスなんて、狙ってるかのように80年代風です。こういうの、好きだなぁ…。

そして4曲め、「I Don't Wanna Wait」
これまた、80年代洋楽のお約束のようなメロウなラブ・バラード。
硬派な米ロックバンドという体だった彼らが、こんな泣きのポップを演れるとは驚きです。
そもそもブルース・スプリングスティーンやトム・ペティの影響もあった彼ら。やはり80sのDNAが刻まれてるんですね…。

正直、これほどポップなロックを演ってくれるとは驚きです。
アルバムタイトルの「I Don't Live Here Anymore」とは、これまで内に秘めていた80s愛やポップセンスを解放させるんだという宣言なのかも。

彼らを含めて最近、80sリバイバルのような動きがあるのは嬉しい限り。皆さん、80s愛をどんどん解放してください。
今日の夢中は、ザ・ウォー・オン・ドラッグスのアルバム「I Don't Live Here Anymore」でした。

ありがとう、ザ・ウォー・オン・ドラッグス! ありがとう、「I Don't Live Here Anymore」!

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