祝!ファウンテインズ・オブ・ウェイン再始動!名盤「ユートピア・パークウェイ」を聴こう

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、祝!ファウンテインズ・オブ・ウェイン再始動!名盤「ユートピア・パークウェイ」を聴こう…です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■ファウンテインズ・オブ・ウェイン

なんともうれしいニュースが飛び込んできました。
ファウンテインズ・オブ・ウェイン(Fountains of Wayne)が再始動!12年ぶりにライブを行いました。

ファウンテインズ・オブ・ウェインは、1995年に米ニューヨークで結成されたロックバンドです。
アダム・シュレシンジャーとクリス・コリングウッドの2人のソングライターが奏でるパワーポップは、日本を含む多くのロック・ファンから熱烈な支持を受けました。

ただ、そんなバンドに突然の悲報が訪れます。2020年4月、アダム・シュレシンジャー死去
当時蔓延していた新型コロナウィルスによる合併症が原因でした。享年52。あまりにも突然で早い死に、多くのファンが悲しみにくれました。

もう彼らの演奏は見られないのか…。そんな風にあきらめていた矢先に飛び込んできたのが、ファウンテインズ・オブ・ウェイン再始動の報です。
クリス・コリングウッドのほか、ジョディ・ポーター、ブライアン・ヤングらバンドメンバーが再集結シュレシンジャーの遺族も祝福しているそうです。

さらに嬉しいことに、バンドは復帰後2つ目のライブとして来日公演を開催
2025年5月31日・6月1日に開催された「NANO MUGEN FESTIVAL」に出演、元気な姿を見せてくれました。
ありがとう、そしておかえり、ファウンテインズ・オブ・ウェイン。

■ユートピア・パークウェイ

「NANO MUGEN FESTIVAL」では5/31と6/1両日のステージに出演。セットリストを変えて各日とも全12曲を披露しました。
演奏した楽曲は、バンドの初期3作~1996年「Fountains of Wayne」、1999年「Utopia Parkway」、2003年「Welcome Interstate Managers」~からのナンバーでほぼ占められました。

今日は、そんなバンド再始動を祝して、彼らの出世作となった2ndアルバム「ユートピア・パークウェイ」(Utopia Parkway)をとり上げましょう。
1999年にリリースされた現代の郊外生活を扱ったコンセプトアルバム。キンクスの「マスウェル・ヒルビリーズ」などにインスパイアされたと言われます。
音楽的な方向性としてもバンドが若い頃に聴いていた楽曲を想起される作風となり、彼らのポップセンスがいかんなく発揮された名盤となりました。


ユートピア・パークウェイ

それでは、そんなパワーポップの名盤「ユートピア・パークウェイ」から、個人的なおススメです。

まずは2曲目、「Red Dragon Tattoo」
どこか懐かしくも若々しさが弾けるポップナンバー。中盤のキーボードやギターソロなんかは80年代ロックのテイストたっぷり。
一度聴いたら口ずさめるようなポップなメロディ、これが彼らの魅力。この曲でもその持ち味がいかんなく発揮されています。
歌詞の内容は、女の子に気に入られようとタトゥーを入れた少年を歌っています。こういうセンスも好き。アルバムからの2ndシングルとしてシングルカットされました。

続いて2曲目、「Denise」
アルバムからの1stシングル。これまた、彼らのポップセンスが炸裂したパワーポップ・ナンバー。
楽曲のつくりが90年代前半に隆盛したグランジ風なのは、あえてそうしているのかも。歌詞も「シャラララ」とか「ドゥヤドゥヤ」とか自由にやってる感じ。
それも彼らがこれまで聴いてきた楽曲への彼らなりのリスペクトなのかもしれません。ライブの定番ナンバー。「NANO MUGEN FESTIVAL」でも演奏されました。

そして6曲目、「Troubled Times」
おススメした前2曲と一転して、しっとり聴かせるバラードナンバー。こういう楽曲もつくれるのが彼らの懐の深さ。
この曲は、コリングウッドとシュレシンジャーがバンドの前身となる「Pinnwheel」に在籍していた頃に書いたナンバー
こちらもファンに人気のナンバーです。アルバムからの3rdシングル。もちろん「NANO MUGEN FESTIVAL」でも演奏されました。

すばらしいアルバムですね。ファウンテインズ・オブ・ウェイン「ユートピア・パークウェイ」
ほんと彼らが、アダム・シュレシンジャーの死という困難を乗り越えて、新たな活動へと舵を切ったのはうれしい。

これからバンドは、本国に戻りフェスティバル出演などライブ活動を行い、本格的に音楽活動を再開していくそうです。
何よりもそのライブ公演が無事に完遂されることを期待します。そしてゆくゆくは新譜を…。新たなバンドの音を届けてほしい、そう強く思っています。

今日の夢中は、祝!ファウンテインズ・オブ・ウェイン再始動!名盤「ユートピア・パークウェイ」を聴こう…でした。
ありがとう、ファウンテインズ・オブ・ウェイン! ありがとう、「ユートピア・パークウェイ」!

ブログランキングに参加しています!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事