アメリカン・ロックが帰ってきた!ソウル・アサイラム「Hurry Up and Wait」

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、ソウル・アサイラムの4年ぶりの新譜「Hurry Up and Wait」をとり上げます。

■ソウル・アサイラム

ソウル・アサイラム
懐かしいなぁ…。米ミネアポリス出身のロック・バンド。
1992年にリリースしたアルバム「Grave Dancers Union」が大ヒットし、一躍スターダムにのし上がりました。


Grave Dancers Union

館長ふゆきも、このアルバムで彼らにハマりました。
同アルバム収録の「Runaway Train」はいま聴いても色褪せない名曲。
第36回グラミー賞の最優秀ロック・ソングを受賞。ソウル・アサイラムはもちろん、全米を代表するヒット・ナンバーとなりました。

その後はちょっとクールダウン。
表舞台からは遠ざかりましたが、音楽活動を止めることはありませんでした

2005年には、ガンズ・アンド・ローゼズのベーシストだったトミー・スティンソンと、プリンスのドラマーだったマイケル・ブランドが加入。
2006年には、アルバム「The Silver Lining」を発表。この頃には、チープ・トリックの全米ツアーのオープニング・アクトを務めたりしています。
チープ・トリックとソウル・アサイラムって最高すぎるでしょう…。


The Silver Lining

■Hurry Up and Wait

そして2020年、前作「Change of Fortune」(2016年)から4年、待望の新作がリリースされました。
それが今日紹介するアルバム「Hurry Up and Wait」です。


Hurry Up and Wait

このアルバム「Hurry Up and Wait」がもう、最高なんです…。
名作「Grave Dancers Union」が好きなファンなら気に入ること間違いなし。同作を彷彿させるロックンロールが満載です。

あれから約30年、あのときのソウル・アサイラムがタイムマシンで今の時代に降臨したかのよう…。
実はこのアルバムは、ジョン・フィールズを共同プロデューサーに迎えて米ミネアポリスのニコレット・スタジオで録音されています。

ここは、ソウル・アサイラムが初期アルバムを録音した場所。しかもジャケ写に使われているのは、巣のなかの卵…。
原点回帰的な意味合いも強かったんでしょうね…。アメリカン・ロックの雄ソウル・アサイラムが帰ってきました。

■個人的なおススメ

それでは、ソウル・アサイラムのアルバム「Hurry Up and Wait」から、個人的なおススメを紹介します。

まずは1曲め「The Beginning」
のっけから王道のアメリカン・ロック。イントロの粗いギターの音からたまりません。
「This is the beginning of a great adventure」(これは始まりなんだ。大きな冒険のね)。
結成40年にもなるのにロックの野心は消えてはいません。アメリカン・ロックが帰ってきました

続いて2曲め「If I Told You」
メロディアスなロック・チューン。デイヴ・バーナー(Vo)のボーカルが切ない…。
アコギも上手に使って叙情を盛り上げます。この辺りは「Runaway Train」にも通じますね。
この曲は、EP「Born Free」でアコースティック・バージョンも発表されているので、聴き比べるのもおススメです。


Born Free

そして13曲め「Silly Things」
アルバムのラストを飾るバラード・ナンバー。ギターの音色もデイヴのボーカルも胸にズンと響きます。
シンプルなギター・ソロも聴き入ってしまいます。ご機嫌なロック・ナンバーの中にメロウなバラードを仕込む…。これもアメリカン・ロックの定番でしょう。

いやぁ、いいなぁ、ソウル・アサイラム。
黄金期の彼らが帰ってきたみたい。アメリカン・ロックの王道、ここにあり!
次はライブを観たい…。そんな風に思うソウル・アサイラムのアルバム「Hurry Up and Wait」でした。

ありがとう、ソウル・アサイラム! ありがとう、「Hurry Up and Wait」!

ブログランキングに参加しています!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事