5/29はノエル・ギャラガーの誕生日!オアシス3rdアルバム「Be Here Now」を聴こう

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、5/29はノエル・ギャラガーの誕生日!オアシス3rdアルバム「Be Here Now」を聴こう…です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■今日は何の日

1日1頁、その日に起きた出来事やミュージシャンの誕生日などが記載されているタワレコ手帳(現在は製造中止…)。
5月29日の頁には、こんな出来事が記されていました。

【誕生日】ノエル・ギャラガー(1967)

待望の再結成を果たしたオアシス。その中心メンバー、ギャラガー兄弟の兄貴、ノエル・ギャラガー(Noel Gallagher)
1967年5月29日、英マンチェスターで生を受けました。なお、弟のリアムはその5年後の1972年に生まれています。2人は幼少の頃、同じ部屋で過ごしたそうです。


オアシス:スーパーソニック(字幕版)

1991年にオアシスを結成。ノエルは類まれなソングライティングの才を発揮し、数々のヒット曲を世に送り出しました。
一方で、バンド内の諍いは有名で、なかでもギャラガー兄弟の喧嘩はたえませんでした。結果、2009年にノエルがオアシス脱退を宣言、バンドは解散となりました。

それから15年もの年月が流れ、ノエルもリアムも別の道を歩んで、もはや再結成は難しいだろう…。そんな矢先、飛び込んできたオアシス再結成のニュース
どれほどの音楽ファンが喜んだことでしょうか。ツアーは2025年夏にスタートします。それまで兄弟が仲たがいしないことを祈るばかりです。

■ビー・ヒア・ナウ

オアシスの再結成公演に界隈が盛り上がってきていますが、今日はノエルの誕生日ということで、バンド全盛の頃の作品をとり上げましょう。
1997年リリースの3rdアルバム「ビー・ヒア・ナウ」(Be Here Now)です。全英1位、全米でも2位を獲得、世界的な大ヒットとなりました。


ビー・ヒア・ナウ

1995年にリリースされた前作「モーニング・グローリー」の大ヒットで、一大社会現象となっていたオアシス人気
新作への期待が高まるなかで多くのプレッシャーがあったと思われますが、強力な作品に仕上げて、その人気をさらに底上げすることとなりました。


それでは、イギリスのチャート史上最速の売上を記録したアルバム「ビー・ヒア・ナウ」から、個人的なおススメです。

まずは1曲目、「ドゥ・ユー・ノウ・ワット・アイ・ミーン?」(D'You Know What I Mean?)。
アルバムのオープニングを飾るロック・ナンバー。アルバムからのリードシングルとしてリリースされ、全英1位を獲得しました。
なんと8分近くもある長い曲。この曲を含めて長尺のナンバーが多いのがこのアルバムの特徴。ビッグバンドの貫禄なのか、楽曲の壮大化が進んでいます。
ビートルズ愛も其処彼処にあふれます。歌詞に「Fool on the hill, and I feel fine」があったり。サイケな音もビートルズの影響でしょう。

続いて4曲目、「スタンド・バイ・ミー」(Stand By Me)。
アルバムのハイライトを成すバラードナンバー。アルバムの2ndシングルとしてリリースされ、全英2位を獲得するヒットとなりました。
ノエルのソングライティングが光る楽曲。メロディはもちろん、抒情的なギターやコーラス、後半のバースなど、どれも聴く者を引き付けます。
オアシス解散後、リアムもノエルも同曲をライブで演奏しています。再結成ライブでも演奏されるであろう名曲です。

そして8曲目、「ドント・ゴー・アウェイ」(Don't Go Away)。
こちらも、ノエルのソングライティングの才が際立つ名曲。親しい人を失いたくないという悲しい気持ちを歌っています。
「Don’t go away, say what you say / Say that you'll stay forever and a day」(どこにも行かないで、言いたいことを言って。ずっと側にいると言って)。
レコーディング中にリアムが感極まって涙したというエピソードも残る、美しくも悲しいナンバー。オアシスの魅力が存分に発揮された名曲です。


このように、ヒット曲もあり名曲もあり、大ヒットしたことも納得のアルバムですが、批評家らの評価は芳しいものとはなりませんでした。
商業的、肥大化、過剰なプロデュースなど…。たしかに5分を超える楽曲が増えたり、オーケストラが採用されたり、壮大なつくりとなったのは否めません。

オアシスの魅力は、3分ほどの誰もが口ずさめるポップソングだったのに、本作では5~10分の壮大な作品が多くを占めるようになりました。
それは、英マンチェスターのインディーバンドから世界的なビッグバンドに進化するにあたり、辿らなければならない行程だったのかもしれません。


スタンド・バイ・ミー(シングル)

それでも名曲は残ります。「スタンド・バイ・ミー」や「ドント・ゴー・アウェイ」などの珠玉のバラードナンバーは、ノエルのソングライティングの賜物。
そこに、リアムの力強いボーカルが重なって、唯一無二のオアシス・ナンバーが出来上がります。そんなオアシスにまた出会える…。本作を聴いて、あらためて来たる再結成ライブへの期待が高まりました。

今日の夢中は、5/29はノエル・ギャラガーの誕生日!オアシス3rdアルバム「Be Here Now」を聴こう…でした。
ありがとう、オアシス! ありがとう、「ビー・ヒア・ナウ」! 誕生日おめでとう、ノエル・ギャラガー!

ブログランキングに参加しています!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事