テイラー・スウィフト「エヴァーモア」 アコースティックの森をさらに深く

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、テイラー・スウィフトのアルバム「エヴァーモア」(原題:evermore)を紹介します。

■エヴァーモア

2020年7月、事前の予告なくサプライズでアルバム「フォークロア」(原題:folklore)をリリースしたしたテイラー・スウィフト
その5か月後となる2020年12月、またもサプライズで新作アルバム「エヴァーモア」(原題:evermore)を発表しました。


エヴァーモア

前回も驚きましたが、今回もびっくり…。
まさか5か月でニュー・アルバムをリリースするとは予想だにしませんでした。

2020年に2枚のアルバム制作、2度目のサプライズ発売…。
ここに、ロックダウンにより余儀なくされた自粛生活が影響していることは間違いありません。

「曲を書くのをやめられなかった…」。彼女はSNSで明かしています。
前作「フォークロア」で切り拓いたアコースティックの森を、彼女はさらに奥深く突き進んでいきました。


フォークロア

「フォークロア」で共作した、ザ・ナショナルのアーロン・デスナーとの相性も良かったのでしょう。
今回も共同プロデュース・曲の共作と存在感を示します。これも、5か月という短期間でアルバムをリリースできた要因でしょうね。

そしてたどり着いたのが、「フォークロア」の続編とされる「エヴァーモア」です。
テイラーから再び届いた癒しの歌…。アコースティックの深くやさしい音の世界へようこそ。
今日は、同アルバムから、個人的なおススメを紹介します。

■個人的なおススメ

まずは1曲め「ウィロー」(原題:willow)。
冒頭をかざる、やさしく美しいアコースティック・ソング。アルバムからの1stシングルです。
人生を柳(willow)に例えた深遠な歌詞は、詩人の魂が宿ったかのよう…。名曲です。

続いて2曲め「シャンペン・プロブレムズ」(原題:champagne problems)。
ピアノのイントロからはじまる、胸にやさしく響くバラード・ナンバー。
美しい調べはエンヤを彷彿、韻を踏んだ歌詞も見事です。描かれるのはプロポーズから破局に向かう悲しいストーリーです。

そして6曲め「ノー・ボディ、ノー・クライム」(原題:no body, no crime)。
冒頭からサイレン音が響く異彩なナンバー。犯罪ドキュメンタリーにインスパイアされたという曲です。
「I think he did it but I just can't prove it」(彼がやったはず、でも証明できないの…)。
すべてが音楽のタネになるんだなぁ、テイラーは…。仲良しのハイムがゲストで参加しています。

「フォークロア」、そして「エヴァーモア」…。
この2枚のアルバムで、テイラーはポップ・クイーンから癒しの女神に昇華しました。
先の見えない日々ですが、テイラーの美しい歌声とアコースティック・サウンドが、たくさんの人に明かりを灯してくれることでしょう。

ありがとう、テイラー・スウィフト! ありがとう、エヴァーモア!

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