こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、80sに一世を風靡したバンド「ブロンディ」の「Call Me」をとり上げます。
■4月19日
いつもお世話になっているタワレコ手帳。
1日1頁、手帳として使えるだけでなく、その日に起きた出来事が記載されています。
4月19日のページをひらくと、こんな記載が。
【出来事】ブロンディ、シングル”Call Me"が全米1位に(1980)
なつかしいな、ブロンディ。この日からブロンディ旋風が始まったんですね。
ということで、今日は、80年代に一世を風靡したバンド、ブロンディをとり上げます。
■ブロンディ
ブロンディは、米ニューヨーク出身のロックバンドです。
1974年に、女性ボーカルのデボラ・ハリーとギターのクリス・シュタインが中心となってバンドを結成。
ニューヨークのCBGBなどのクラブで演奏し、次第に人気を獲得していきます。
1976年のデビューアルバム「妖女ブロンディ」(原題:Blondie)を発表。
精力的にライブ活動などをこなし、3rdアルバム「恋の平行線」(原題:Parallel Lines)を発表すると、シングルカットされた「ハート・オブ・グラス」がチャート1位を獲得する大ヒットとなり、一躍スターダムに上がります。
そして、バンドの名を全世界に知らしめることになったのが、1980年にリリースした「コール・ミー」(原題:Call Me)です。
映画「アメリカン・ジゴロ」に提供されたこの曲は、バンドの魅力、特にデボラ・ハリーの妖艶な魅力を最大限にとり込んだロック・ナンバー。米英でナンバーワンヒットとなりました。
コール・ミー(MV)
■デボラ・ハリー
ブロンディの最大の魅力は、やっぱり、女性ボーカルのデボラ・ハリーでしょう。
そもそも、バンド名の由来が、通りがかりのトラックの運転手がハリーにかけた言葉、「ヘイ、ブロンディ!」(よぉ、金髪のお姉ちゃん!)に由来します。
トラックの運ちゃんが、声をかけたくなるほど、デボラは魅力的です。
デビューアルバムの邦題につけられた「妖女」という言葉そのまま、妖艶なフェロモンを撒き散らします。
当時、デボラは、セックス・シンボルとしても大いに注目されました。
最大のヒット曲「コール・ミー」は、その強烈なフェロモンで見事に男性陣を撃破しました。サビはこんな感じ。
Call me on the line
Call me, call me any, anytime
Call me my love
You can call me any day or night
Call me
私を呼んで。電話でいいわよ。いつでもいいの。
昼でも、夜だっていいわ。電話をかけてきて。(ふゆき訳)
歌うのはむっちりボディの「金髪のお姉ちゃん」。しかも歌声がまた妖艶です。もうイチコロでしょう。
■ロックの殿堂入り
なお、バンドはその後、メンバーのシュタインが病気を患い活動を続けることが困難となり、1982年に解散。
セックスシンボルの早すぎる退場は多くの男性ファンを悲しませますが(?)、1997年、15年ぶりにバンドは復活を遂げます。
再結成後初のシングル「マリア」(アルバム「No Exit」収録)は全英ナンバーワンを果たすなど、人気の健在を示しました。
なお、バンドは2006年にロックの殿堂入りを果たしています。
それも、「コール・ミー」の大ヒットがあったからでしょうね。
4月19日は、その「コール・ミー」が全米第1位を獲得した日。
1980年のことでした。