こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、Back to the 80s!トンプソン・ツインズ「ホールド・ミー・ナウ」です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。
■トンプソン・ツインズ
今日の夢中は、古き良き80年代洋楽の世界へ…。
数ある名曲の中から今日とり上げるのは、トンプソン・ツインズの「ホールド・ミー・ナウ」です。
知ってるでしょうか?トンプソン・ツインズ(Thompson Twins)。
1977年に結成された、イギリスのポップ・バンドです。
「ツインズ」と名乗ってはいますが、別に双子のデュオではありません。それどころか、デビュー当時はメンバーが7人だったようです。
その後、メンバーの脱退等があり、トム・ベイリー、ジョー・リーウェイ、アランナ・カリーの3人編成になりました。
ちなみにバンドの名前は、「タンタンの大冒険」に登場するトムソンとトンプソンという、双子でもないのに容姿がそっくりな刑事に由来しています。
バンドの人気が出だしたのは、サード・アルバム「Quick Step & Side Kick」(1983年)の頃から。
シングル「Love On Your Side」のヒットもあって、アルバムは全英チャート2位を獲得します。
勢いそのままに、アメリカに乗り込みます。そこで彼らの名を知らしめたのが、1983年にリリースされたシングル「ホールド・ミー・ナウ」でした。
この曲は全米ビルボード3位の大ヒットを記録します。同曲を収録したアルバム「Into the Gap」(1984年)もトップ10入りを果たし、トンプソン・ツインズはワールドワイドな人気を獲得したのです。
■ホールド・ミー・ナウ
それでは、そんなトンプソン・ツインズの大ヒットナンバー「ホールド・ミー・ナウ」を聴きましょう。
Go Back to the 80s!”Hold Me Now” by Thompson Twins!Here we go!
いやぁ、このシンセ・ポップ、いいですねぇ。80年代の匂いがプンプン…。
ハワード・ジョーンズとかニュー・ウェイブ系のバンドを思い起こします。
しかも3人とも個性が際立っていて、なんで一緒にいるんだろうって感じですね。
3つの異質な個性が合わさったケミストリーが、こんな名曲を生んだのかもしれません。
■トンプソン・ツインズその後
さて、その後のトンプソン・ツインズですが、「レイ・ユア・ハンズ」などのヒット曲でチャートを賑わせます。
同曲を含むアルバム「Here's to Future Days」(1985年)は、前作ほどの大ヒットにはなりませんでしたが、好調なセールスを記録しました。
この頃はライブ・エイドに参加するなど勢いに乗っていましたが、間もなくその人気に翳りが見えだします。
1986年に、リーウェイが脱退。ベイリーとカリーはデュオとして活動しますが、セールスは振るわず…。1993年にバンドは解散となりました。
ちなみに、ベイリーとカリーは1991年に結婚しましたが、後に離婚。
ベイリーは現在、ソロとして活動しています。アルバムをリリースしているほか、ライブではトンプソン・ツインズの曲も演っているようです。
カリーは芸術家として活動中。リーウェイはアメリカに渡り、催眠療法の分野で活動しているそうです。
ありがとう、トンプソン・ツインズ! ありがとう、ホールド・ミー・ナウ!