2/13はピーター・フックの誕生日!ニュー・オーダーの名盤「Technique」を聴こう

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、2/13はピーター・フックの誕生日!ニュー・オーダーの名盤「Technique」を聴こう…です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■今日は何の日

1日1頁、その日に起きた出来事やミュージシャンの誕生日などが記載されているタワレコ手帳(現在は製造中止…)。
2月13日の頁には、こんな出来事が記されていました。

【誕生日】ピーター・フック(1956)

ピーター・フック(Peter Hook)は、英マンチェスター出身のミュージシャン。
ジョイ・ディヴィジョン、ニュー・オーダーの創設メンバーであり、バンドのベースプレイヤーです。

その演奏スタイルは独特で斬新。ベースをリード楽器として頻繁に使用、高弦でメロディーラインを演奏しました。
そのため、しばしば「リード・ギター担当と勘違いしているベースプレイヤー」と揶揄されたりしています。

フックは、ジョイ・ディヴィジョンとニュー・オーダーで、1976年から2007年までベーシストして活躍。
1980年代後半には、インスパイラル・カーペッツやストーン・ローゼズのプロデュースも務め、マッドチェスター・ムーブメントに火をつけました。

ニュー・オーダーの活動が休止すると、フックはこれまでの楽曲すべてをライブで演奏するつもりでザ・ライトを結成(2010年)。
その後、ライブでジョイ・ディヴィジョンやニュー・オーダーのアルバムツアーを実施しています。


Unknown Pleasures: Live In Australia by Peter Hook And The Light

■ニュー・オーダー「テクニーク」

今日は、そんなフックの音楽活動の中から、ニュー・オーダーの名盤として名高い「テクニーク」(Technique)を取り上げましょう。
1989年にリリースされた、ニュー・オーダーの通算5枚目のスタジオ・アルバム。バンドとして初の全英1位を獲得した作品です。


Technique

スペインのイビサ島で録音され、アシッド・ハウスの要素を全面的に取り入れたダンスロック・アルバム。
この時期のバンドが志向していたダンス・エレクトロニック・サウンドの集大成ともいえる作品となっています。


それでは、ニュー・オーダーの5thアルバム「テクニーク」から、個人的なおすすめです。

まずは1曲目、「Fine Time」
アルバムの冒頭を飾るダンスチューン。アルバムから1stシングルとしてリリースされ、全英11位のヒットを上げました。
アシッドハウス色が強く打ち出されたエレクトロニック・サウンド。シンセサイザーが楽曲に多様な彩りを与えています。
フックの型にはまらないベースラインも存分に堪能できる楽曲です。

続いて4曲目、「Round & Round」
アルバムからの2ndシングル。アルバムの中でも最もテクノ&ダンスの要素が強い楽曲
ギターやベースのラインは少なく、代わりにシンセサイザーが多用されています。
この時期のバンドの志向が色濃く出た楽曲。クラブサウンドの流行を先取りするサウンド、このアルバムを象徴するナンバーです。

そして6曲目、「Run」
こちらはダンスポップと一線を画し、ジョイ・ディヴィジョンを彷彿させるようなギター・ロックです。
特徴的なギターリフとかき鳴らされるギターソロ。淡々と声をメロディに乗せるバーナード・サムナーのボーカル。
それらを引き立たせるように、ピーター・フックのベースラインが力強く刻まれます。彼の膝近くまで低く構えて演奏する姿が目に浮かぶようです。


ひさしぶりに聴きましたが、やっぱりいいですね、ニュー・オーダー「テクニーク」
テクノ&ダンスを大胆に取り入れた同作は、時代を先取りしたサウンドを奏で、多くのフォロワーを生みました。

今日の夢中は、2/13はピーター・フックの誕生日!ニュー・オーダーの名盤「Technique」を聴こう…でした。
誕生日おめでとう、ピーター・フック! ありがとう、ニュー・オーダー「テクニーク」!

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