こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、ザ・シャーロックス「World I Understand」 UKギター・ロックは死なない…。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。
■ザ・シャーロックス
ゴキゲンなギター・ロック・サウンドに出逢いました。
それが、ザ・シャーロックスの3rdアルバム「World I Understand」です。
ザ・シャーロックス(The Sherlocks)。
英シェフィールド出身のロック・バンド。メンバーは、キアラン・クルック(vo/g)、ジョシュ・デヴィッドソン(g/vo)、アンディ・デヴィッドソン(b/vo)、ブランドン・クルック(ds)の2組の兄弟からなる4人組です。
結成は2010年。デビュー前からライブが完売、キングス・オブ・レオンのサポートアクトに選出されるなど注目を集めます。
満を持して、2017年に「Live for the Moment」でアルバム・デビュー。これが全英6位となるヒットを挙げます。
さらに2019年、2ndアルバム「Under Your Sky」をリリース。
これが、UKギター・ロック・バンドど真ん中のサウンド。彼らはこのアルバムを引っさげてヨーロッパ・ツアーを敢行し、ライブ・バンドとしての実力を見せつけました。
そして2022年、3rdアルバム「World I Understand」をリリース。
プロデューサーに、英マニック・ストリート・プリーチャーズの作品を多く手掛けてきたDave Eringaを起用。UKギター・ロックの系譜を受け継ぐ覚悟を示すかのように、正統派ギター・ロック・アルバムをつくり上げました。
■個人的なおススメ
それでは、ザ・シャーロックスの3rdアルバム「World I Understand」から、個人的なおススメを紹介しましょう。
まずは、2曲め「Fallin’」。
アルバムからの先行シングル。このサウンドは説明不要、UKロック・ファンならハマること間違いなし。
シンセ&ギターの尖がったサウンドで始まると、ソリッドなリズム部隊が加わりゴキゲンなロックンロールへ。
そして、サビは反則級のポップなメロディ。これ、一緒に歌っちゃうでしょ…。
そして、8曲め「Games You Play」。
すごくUK的なナンバー。米西海岸辺りでは生まれないであろう、クセのあるロック・サウンドです。
アコギによる弾き語りで始まり、バンド・サウンドへ。一見とっつきにくいサビのメロディも、いつの間にか頭から離れなくなります。
そう、この独特な密室感がUKロックの魅力だったりするんだよね。何度も何度も聴いちゃうナンバーです。
続いて、9曲め「World I Understand」。
少しコールドプレイを思い出すような王道UKロック。アルバムのタイトル・ナンバーです。
メロディをなぞるエレキ・ギターの音色が心地いい。加えて、ポップなメロディも持ち味なんだよね…。この曲もライブで口ずさんじゃうだろうな。
やっぱり、UKギター・ロックはいいですね。ザ・シャーロックスはその継承者。
そもそも「シャーロック」って、いかにも英国的ですよね。これからも、UKロックの魅力をどんどん発信してください!
ありがとう、ザ・シャーロックス! ありがとう、「World I Understand」