ビートルズ「ホワイトアルバム」50周年!11/22はリリース記念日

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

11/22は、ビートルズのアルバム「The Beatles」(通称:ホワイトアルバム)がリリースされた日。それは1968年のことでした。
今日の夢中は、祝リリース50周年!ビートルズの「ホワイトアルバム」をとり上げます。

■11月22日

いつもお世話になっているタワレコ手帳。
1日1頁、手帳として使えるだけでなく、その日に起きた出来事が記載されています。

11月22日のページを開くと、こんな出来事が記載されていました。

【出来事】ビートルズ、アルバム「The Beatles」(通称:ホワイトアルバム)をUKでリリース(1968)

1968年11月22日、ビートルズの9作目のオリジナルアルバム「ホワイトアルバム」が世に送り出されました。

ということは、今年は、リリースから50年。
実際に、50周年記念スペシャル・エディションも発売されました。

今日は、祝リリース50周年!ビートルズ「ホワイトアルバム」をとり上げます。

■ホワイトアルバム

「The Beatles」は、ビートルズの9作目のアルバムにして、初の2枚組アルバムです。
通称「ホワイトアルバム」と呼ばれるこの作品は、その圧倒的なボリュームと多彩な楽曲群で多くの音楽ファンを魅了しました。

その50周年を記念したスペシャル盤が、11月9日に全世界同時リリースされました。

これまたすごいボリュームです。
複数のフォーマットがあるのですが、完全限定生産の「スーパー・デラックス・エディション」はCD6枚とブルーレイ1枚が収められたボックス・セット。
ファンにはたまらない164ページに及ぶ豪華本も収められています。


ホワイトアルバム(スーパー・デラックス・エディション)

その他にも、「3CDデラックス・エディション」や「4LPデラックス・エディション」、「2LPエディション」などがリリース。
ビートルズ・ファンにとっては予期せぬ「ホワイトアルバム祭り」が勃発して体温が大いに上がっている状態です。


ホワイトアルバム(4LPデラックス・エディション)

オリジナルのホワイトアルバムでも全30曲とボリュームたっぷりだったのですが、今回その30曲もステレオ・ミックスされた新音源として登場。
さらにアルバムのレコーディングに先立ってイーシャーのジョージ・ハリスンの自宅で録音された27曲のアコースティック・デモ、通称「イーシャー・デモ」も収録。

「スーパー・デラックス・エディション」には、アルバムのセッション・テープから新たにミックスされたという50テイクが収録。
同時期にシングルとして発表された「ヘイ・ジュード」「レボリューション」のアウトテイクがあったり、未発表音源も多数収録されています。

これ、すご過ぎです…。
プロデュースを手掛けたジャイルズ・マーティンは次のように言っています。
「“ホワイトアルバム”をリミックスする際、僕たちが心がけたのは、ザ・ビートルズがスタジオで奏でていたそのままのサウンドを届けることだ。」

だから、新たにリミックスされた30曲は、よくある「デジタル化しました」って感じじゃない。
1曲1曲、音の一つ一つが、すぐそこで奏でられているように生々しく迫ってきます。

デモテイクやアウトテイクも、作品が出来上がる工程を実況中継で見ているみたいで、臨場感あります。
特に「イーシャー・デモ」は涙もの。ジョージの家に4人が集まって、アコースティックでセッションしてたんですね。
「アビー・ロード」B面メドレーのあの曲もここで演ってました…。この1枚だけでも買う価値ありです。

■個人的なおススメ

さて、そんな「ホワイト・アルバム」から、恒例の個人的なおススメです。
イーシャー・デモやアウトテイクなんかを入れると100曲を超えちゃうから、オリジナルに収録の30曲から選びますね。

まずは3曲目「グラス・オニオン」
ジョンの曲です。吟遊詩人ジョン・レノンの魅力あふれるロック・ナンバー。
歌詞にビートルズの楽曲がいくつも登場します。出だしからしてこんな感じ。

I told you about strawberry fields
You know the place where nothing is real
前にストロベリー・フィールズの話しをしたよね
実はあそこには、リアルなものは何もないんだ…
(ふゆき訳)

そして何よりも魅力的なのがジョンの声。
これもステレオ・ミックスの魅力なのかな。力強いボーカルを間近に堪能できます。

続いて7曲目「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」
ジョージの曲にして彼の代表曲の一つ。この時期からジョージの才能が開花してきます。
タイトルにある通り、ギターの「泣き」が聴きどころ。ギター・ソロはジョージの親友エリック・クラプトンが弾いています。

さらに11曲目「ブラックバード」
ポールの曲。ポールの魅力あふれるアコースティックのやさしいナンバーです。
実は社会派のメッセージソングで、黒人女性の人権擁護や解放について歌っています。
先日の来日ライブでも演っていました。ポールのお気に入りなんでしょうね。

最後に「ドント・パス・ミー・バイ」
リンゴがはじめて作詞作曲した曲。リンゴの人柄が出るような朗らかなカントリー調のナンバーです。
これもリンゴが今でもライブで演奏する曲です。ちなみに録音はリンゴとポールとヴァイオリン奏者の3人で行われました。

いやぁ、いま聴いても最高です。新たな発見もあるし、これはしばらく50年前にゲットバックしそう…。

ありがとう、ビートルズ! ありがとう、ホワイトアルバム

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