こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、80年代のヒット曲、パワー・ステーションの「サム・ライク・イット・ホット」を取り上げます。
■Back to the 80s
Back to the 80s!80年代の洋楽を取り上げるこのコーナー。
これまでも、カルチャークラブの「カーマはきまぐれ」とか、a-haの「テイク・オン・ミー」とか、80年代のヒット曲を取り上げてきました。
当時は、MTVが席巻してきて、音楽だけでなく映像も人気を左右するようになりました。
そんなMTVブームにも乗って一気にスターダムにのし上がったのが、デュラン・デュランでした。
ニューロマンティックなどと呼ばれるエレクトリック・ポップを引っさげて、イギリスから全世界を席巻。
当時のライブエイドでもアメリカのステージに立ち、大声援を受けました。
今日とり上げるのは、そのデュラン・デュランのアンディ・テイラーとジョン・テイラーが結成したバンド「パワー・ステーション」です。
80年代に1枚だけアルバムをリリースして、シングル「サム・ライク・イット・ホット」とともにチャートをにぎわしました。
…ということで、今回の「Back to the 80s!」は、このバンドのこの曲を取り上げます。
パワー・ステーション、「サム・ライク・イット・ホット」。
■パワー・ステーション
パワー・ステーション。
1985年に結成されたイギリスのロック・バンドです。
デュラン・デュランのアンディ・テイラーが、彼の憧れだったロバート・パーマーに声をかけたことからバンドが結成されました。
バンドのメンバーは、ロバート・パーマー(ボーカル)と、アンディ・テイラー(ギター)、ジョン・テイラー(ベース)、トニー・トンプソン(ドラム)の4人です。
バンドを結成したといっても、デュラン・デュランが解散したわけではなく、課外活動といった感じ。
アンディとジョンがパワー・ステーションで活動していたこの時期、サイモン・ル・ボンとニック・ローズ、ロジャー・テイラーは、「アーケイディア」というバンドでアルバムをリリースしています。
パワー・ステーションは、1985年に同名アルバムをリリース。
シングル「サム・ライク・イット・ホット」、「ゲット・イット・オン」と、相次ぎヒット曲をチャートに送り出します。
デュラン・デュランのロック色を強くした感じの曲調は、ロバート・パーマーの渋い歌声と相まって、80年代のロック・シーンに大きな存在感を示しました。
当時はそのカッコ良さに、ロバート・パーマーの過去の曲を探し出した記憶があります。
おそらく同様の動きが世界中であったのでしょう。
ロバート・パーマーは一躍有名となり、その後のソロ活動で大成功を収めます。
なお、ロバート・パーマーは、このアルバム1枚を持って脱退。
自身はソロ活動で成功を収めた後、2003年に他界しています。
ジョン・テイラーは、昨年、デュラン・デュランとして来日。相変わらずのカッコよさを見せつけました。
アンディ・テイラーはソロ活動を続けていますが、しばらくアルバムも出ていません。もうデュラン・デュランに戻ってこないのかなぁ…。
■サム・ライク・イット・ホット
それでは、そんなパワー・ステーションのヒット曲「サム・ライク・イット・ホット」。
懐かしミュージックビデオとともにお聴きください!
いやぁ、むちゃくちゃカッコいいですね。
ドラムもギターもベースもしびれます。
そして何と言っても、ロバート・パーマーのボーカル。
アンディが惚れたのも納得。渋くて艶のある声。抑揚の効いた歌い方。
さすがはミスター・ボーカリストですね。ソロでもヒット曲が多いので、気に入った人は探してみてください。
ありがとう、パワー・ステーション! ありがとう、サム・ライク・イット・ホット!