Happy Birthday,サー・ポール!初ソロ作「マッカートニー」でお祝い

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、ポール・マッカートニーの初ソロ作「マッカートニー」をとり上げます。

■今日は何の日

いつも愛用しているタワレコ手帳
1日1頁、その日に起きた出来事やミュージシャンの誕生日などが記載されています。

6月18日のページには、こんな出来事が書かれていました。

【誕生日】ポール・マッカートニー(1942)

Happy Birthday、サー・ポール!
言わずと知れた至高のメロディメイカー、ポール・マッカートニー
1962年にビートルズのメンバーとしてデビュー、1970年にソロに転じるとウィングスなどを経て、現在まで常に第一線で音楽活動を続けています。


One World:Together At Home

なんと、今日(2020年6月18日)で御年78歳!世界一チャーミングでカッコいい78歳なんじゃないかしら?
4月19日に開催されたチャリティーイベント「One World:Together At Home」でもピアノ弾き語りで「レディ・マドンナ」を熱唱してました。

今日は、そんなポール・マッカートニーの誕生日をお祝いして、彼の初ソロアルバム「マッカートニー」(1970年)をとり上げます。

■マッカートニー

ポール・マッカートニーの初ソロアルバム「マッカートニー」
リリースは1970年4月です。


マッカートニー

ビートルズファンとしてはつらいことですが、この時期はビートルズ崩壊の時期と重なります
1970年4月10日、ポールはビートルズ脱退を表明。
同4月17日、初ソロ作「マッカートニー」がリリース。
同5月8日、ビートルズのラストアルバム「レット・イット・ビー」がリリース。

言ってみれば、実質的にビートルズ解散を世に知らしめたのが「マッカートニー」なのです。
アルバムタイトルも象徴的です。稀代のソングライティング・チーム「レノン/マッカートニー」が終焉したことを宣言しているよう…。

そんな「ソロ」活動への転換を象徴するかのように、アルバム「マッカートニー」はポールの自宅で、ポールの演奏によって録音されました。
リンダのパート以外は、ドラムもギターもぜんぶポールが演奏。いわば「宅録」で、プライベート作品のようなアルバムをつくり出しました。

ビートルズ崩壊の嫌気から、過度にアレンジされたスタジオ・アルバムをつくりたくなかったんでしょうね。
なんだか、ポール自らが苦しみながらビートルズという巨大なバンドを拭い去っている感じ…

リリース当時、デモやプライベート作品のようなこのアルバムは、メディアから酷評されました。
ただ、このアルバムに収録されている楽曲は、余計なアレンジがないからこそ原石のような輝きを放っています。
だから、このアルバムは多くのポール・ファンから今も支持されているのでしょう。ポールがビートルズからマッカートニーへと踏み出した名作です。

■個人的なおススメ

それでは、そんな名作「マッカートニー」から、個人的なおススメです。

まずは4曲め「Every Night」
これぞメロディメーカー、ポールのつくるポップソング。
過度なアレンジなど全く不要。むしろその分、アコースティックギターとポールのボーカルが際立ちます。
ポールのソロの代表曲の一つ。その後のウィングスやソロのライブでも時折演奏しています。

続いて6曲め「Junk」
ポール得意のやさしいバラード・ソング。聴く者誰もが心惹かれてしまう珠玉の作品です。
「アビー・ロード」の収録候補にもなった歌で、ビートルズ時代の演奏は「アンソロジー3」で聴くことができます。
「宅録」でも何度かテイクを重ねていて、別テイクは11曲めに「Singalong Junk」として収録されています。

そして12曲め「Maybe I'm Amazed」
ダイナミックなピアノ、情緒的なギターソロ、ポールの突き抜けるような歌声…。
これぞポール!「Oh!Darling」の系譜を引き継ぐパワー・バラード。アルバム最大のハイライト・ソングです。
この曲も、その後のウィングスやソロのライブで演奏されています。名曲は色褪せませんね。

すばらしい…。たしかに完成されたアルバムではないかもしれませんが、楽曲たちのなんと瑞々しいことか…。
嬉しいことに、稀代のメロディメーカーはなお健在です。ポール・マッカートニー78歳。
これからもずっと元気に、音楽を続けてほしいですね。

ありがとう、マッカートニー! 誕生日おめでとう、ポール!

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