こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、5/18はイアン・カーティスの命日…ジョイ・ディヴィジョンの名曲「Love Will Tear Us Apart」を聴こう…です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。
■今日は何の日
1日1頁、その日に起きた出来事やミュージシャンの誕生日などが記載されているタワレコ手帳(現在は製造中止…)。
5月18日の頁には、こんな出来事が記されていました。
【命日】イアン・カーティス(ジョイ・ディヴィジョン:1980)
そうでしたか…。今日(5月18日)は、イアン・カーティス(Ian Curtis)の命日でしたか…。
イアンは、ジョイ・ディヴィジョン(Joy Division)のボーカリスト、そしてソングライター(作詞を担当)として知られています。
ジョイ・デヴィジョンは、1970年代後半の音楽シーンに鮮烈な印象を刻んだバンドです。
1976年に英マンチェスターで結成。1979年に1stアルバム「Unknown Pleasures」をリリースすると、これが音楽ファンからカルト的な人気を獲得します。
その音楽の特徴は、イアンのつくる内省的な歌詞と、繊細で哀愁漂うボーカルスタイルでした。
イアンのつくる歌詞は、人生の孤独やうつ病などを多く扱いました。実際に彼は重度のてんかんを患い、精神的な問題も抱えていました。
2ndアルバムのレコーディングを終え、米ツアーに出ようとする矢先、悲劇が訪れます。
イアン・カーティス死去…。1980年5月18日、自宅で首を吊り自殺しているところを発見されました。享年23歳…。
■Love Will Tear Us Apart
イアン・カーティスの遺作となったシングルが「Love Will Tear Us Apart」です。
同シングルは、彼の自殺の1か月後にリリースされると、バンド史上最高位となる全英13位のヒットを記録。「NME」誌は同曲をロック史上最高のシングル曲に選出しています(2002年)。
それでは、今なお多くのファンから熱烈な支持を受けるイアン・カーティスの最後のシングルを聴きましょう。
ジョイ・デヴィジョン「Love Will Tear Us Apart」です。
いかがでしょうか。決して万人受けする曲でもないし美しい声色でもありません…。
それでも聴くほどに、胸の奥底に響くような力強さを感じられる曲です。
Love, love will tear us apart again…。愛が僕らを引き裂くんだ…。
実際にこのとき、イアンは妻との離婚問題を抱えており、歌詞はそうした心痛な思いを語ったものと考えられます。
ジョイ・デヴィジョンは、イアンの死後、シングル「Love Will Tear Us Apart」と2ndアルバム「Closer」をリリースして解散。
残されたメンバーは新たにバンド「New Order」を結成し、音楽活動を継続しています。
イアンは今でも、多くの音楽ファンやアーティストらによって強く支持されています。
その音楽は永遠に残ります。5月18日は、そんなイアン・カーティスが短い人生を閉じた日でした…。