Back to the 80s!シンディ・ローパー「Girls Just Want To Have Fun」

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、ガールズ・ロックの金字塔!シンディ・ローパーの「Girls Just Want To Have Fun」をとり上げます。

■ブエノスアイレス空港の奇跡

1日1頁、ミュージシャンの誕生日やその日に起きた出来事が記載されているタワレコ手帳。
3月4日の頁には、こんな出来事が記載されていました。

【出来事】シンディ・ローパー、ブエノスアイレス空港で遅延や欠航に怒った乗客を鎮めるため"Girls Just Want To Have Fun"を歌唱(2011)

さすが、シンディ・ローパー。粋なエピソードですね。
2011年3月4日、アルゼンチンのブエノスアイレス空港は、フライト遅延や欠航が相次ぎ、乗客たちの怒りは頂点に達していました。

そのとき、たまたまその場に居合わせたシンディがある行動に出ます。
空港のアナウンス・マイクを引っつかむと、なんと大ヒット曲「Girls Just Wanna Have Fun」を即興で歌いだしたのです。


シーズ・ソー・アンユージュアル

思いがけない空港ライブに、その場にいた乗客たちや乗務員も大喜び。
みんなで「Girls Just Wanna Have Fun」を大合唱。暴動寸前の空港は一変、歓喜の笑顔に包まれました。

きっと本人も待たされてイライラしていただろうに、乗客らの怒りを見過ごすことはできなかったのでしょう。
自分ができるのは歌うこと、歌で皆を元気にすること…。シンディの歌は乗客たちの怒りを笑顔に変えました。

■2011年3月来日公演

奇しくもこの出来事のあったのは2011年3月。
この後、さらにシンディは伝説的な行動をとります。

シンディは、その1週間後、来日公演のために日本に向かいます。
彼女が日本に到着したのは2011年3月11日。まさに、東日本大震災が発生した日でした…。

彼女は、日本で起きている大変な惨事を目の当たりにして心を痛めます。
何かできないか、何ができるだろう…。そして彼女は、歌うことを決断します。


トゥルー・カラーズ

震災を受けて多くのアーティストが公演を取り止めるなか、自身の歌で皆に勇気を与えたいと、彼女はライブを決行しました。
会場には被災者のための募金箱を設置、ときに自ら募金箱を持ってチャリティを募りました。コンサートでは復興を呼びかけました。「日本は大丈夫、ガンバッテ」。

すごいな、シンディ…。最終日は、シンディの強い希望でライブを生配信。
たくさんの人にシンディからエールの歌声が届けられました…。

■「Girls Just Want To Have Fun」

ブエノスアイレス空港でも、伝説の来日公演でも、大合唱となったのが「Girls Just Want To Have Fun」
1983年にリリースされた、シンディの最初のメジャー・シングルです。

ブエノスアイレス空港では乗客らの怒りを鎮め、来日公演では怯える人々の心を癒してくれました。
だってこの歌、元気パワーに満ちあふれています。聴くもの誰もが笑顔になる歌です。

それでは、80s名曲「Girls Just Want To Have Fun」を聴きましょう。Back to the80s!Here We Go!

いやぁ、これは元気になるわぁ…。あれから10年、世界はなお不安と不信に苛まれています…。
こんなときこそ、シンディの歌声を聴いて元気を取り戻しましょう!ガールズ・ロックの金字塔「Girls Just Want To Have Fun」、不朽のパワー・ポップです。

ありがとう、シンディ・ローパー! ありがとう、「Girls Just Want To Have Fun」!

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