こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、米ロック・バンド、ホワイトリーパー(White Reaper)の新譜「You Deserve Love」です。
■ロラパルーザ2020
全米を代表するロック・フェスティバル、ロラパルーザ(Lollapalooza)。
2020年は新型コロナの影響で中止が決定されていましたが、嬉しいことに先日、本来のフェス開催日(7/30~8/2)にYoutube上でオンライン開催されました。
登場したのは、ポール・マッカートニーやメタリカといった大物から、新進気鋭のロック・バンドやラッパーなど多種多彩。
過去のフェス映像から新たに収録された演奏まで、なんとも濃密なオンラインフェスとなりました。
The Official #Lolla2020 Schedule is out now! Set your reminder on @YouTube and tune in starting tomorrow at 5pm CT: https://t.co/NR5x3QS0XY pic.twitter.com/zKi8EPhxP0
— Lollapalooza (@lollapalooza) July 29, 2020
こうしたライブ・フェスティバルで嬉しいのは、未知のバンドとの出会い。
お目当てのバンドの出待ちをしているときに、突然、自分のお気に入りのバンドが現れることがあります。
今回も、Youtube上でそんなバンドに出会いました。
それが今日紹介するホワイト・リーパー(White Reaper)です。
日本時間の8月2日午前、パール・ジャムの出番を楽しみにYoutube画像を眺めていたら、彼らの演奏シーンが流れました。
ご機嫌なギター・ロック、ポップなメロディ、B級テイストな映像…。Weezerのようなサウンド。これはハマりました…。
■ホワイト・リーパー
…ということで、ホワイト・リーパー。調べてみると、こんなバンドでした。
結成は、米ケンタッキー州ルイビル。トニー・エスポジト(Tony Esposito)とニック・ウィルカーソン(Nick Wilkerson)が17歳のときにバンドを結成、はじめはデュオとして活動していました。
その後バンド編成となり、2014年にEP「White Reaper」をリリース。
翌年、1stアルバム「White Reaper Does It Again」(2015年)をリリースすると、精力的にライブ活動を行い人気を集めていきます。
さらに2ndアルバム「The World's Best American Band」(2017年)をリリース。
これが米インディー・チャートを賑わせるヒットをあげると、なんとWeezerのライブの前座も務めるようになります。やっぱりね…。
The World's Best American Band
そして2019年、メジャー・レーベルのエレクトラ・レコードと契約。
3rdアルバム「You Deserve Love」(2019年)をリリースしました。
まさに勢いに乗っているバンド、ホワイト・リーパー。
まだ日本では知られていないですが、これは間違いなく日本人好みのサウンド。
Weezerなどのパワー・ポップが好きなひとにはたまらないギター・ロックです。
■個人的なおススメ
今日は、そんな新しい出会い、ホワイト・リーパーの最新アルバム「You Deserve Love」から、個人的なおススメです。
まずは2曲め「Real Long Time」。
キャッチーなメロディ、ほとばしるツイン・ギター、キーボードも個性的な音で主張します。
なんだろう、この懐かしさは…。レトロ風味満載のパワーポップ、これはハマるなぁ…。
続いて4曲め「1F」。
冒頭からキーボードが小気味良いリフを刻みます。やがて、ボーカルのトニーの歌声とコーラスが絡み合ってマジカルなテイストに…。
ファウンテインズ・オブ・ウェインを思い出すような極上のポップ・サウンドです。
そして7曲め「Might Be Right」。
ロラパルーザ2020でYoutubeから飛び込んできたのがこの曲。このバンドを知るきっかけになった曲です。
こんなメロディ、こんなギター、こんなキーボード、こんなパワーポップを奏でられるバンドはそうはいないでしょう。
特にツイン・ギターがカッコイイんだよなぁ…。公式MVは結構マジメです。ロラパルーザのMVと比べるのも面白いかもしれません。
これはもう、個人的なお気に入りバンドに追加決定です。
ホワイト・リーパー。米ケンタッキー出身のご機嫌なロック・バンド。ロラパルーザ2020で発見した新進気鋭のパーポップ・バンドです。
ありがとう、ホワイト・リーパー! ありがとう、「You Deserve Love」!