NO MUSIC, NO LIFE!タワレコ手帳が教えてくれる音楽版「今日は何の日」

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、タワレコ手帳が教えてくれた伝説が生まれた日。「今日は何の日?」です。

■タワレコ手帳

タワレコ手帳というものをご存じでしょうか。
タワーレコードが発売する、手のひらサイズの黄色い手帳です。
1日1頁の構成であり、書き込みスペースはたっぷり。その分、ページ数も多いので、ちょっとスーツのポケットに、というのには向きません。

ですので、私も普段づかいしているわけではないですが、この手帳ならではの良さがあるのです。

それは、各頁、すなわち365日のうちの1ページに記載されている、その日の出来事
しかも、それは音楽ネタに限ります。

例えば、5月1日はこんな感じ。

【出来事】
・エルヴィス・プレスリーがプリシア・アン・ボーリューと結婚(1967)。
・THE BLUE HEARTS、シングル「リンダ・リンダ」でメジャー・デビュー(1987)。
・ディプロとスクリレックスがジャックUを結成(2013)。
【誕生日】
リタ・クーリッジ(1945)
レイ・パーカー・Jr(1954)
【命日】
アントニン・ドヴォルザーク(1901)

クラシックの偉人から全く知らないアーティストのネタまで、広く深く取り上げています。
2016年の手帳を購入して、今なお手元に置いているのは、もちろん手帳としての用途ではなく、この音楽ネタが楽しいから

いつも何気なく眺めているのですが、今日(5月11日)は少し気合が入りました

■歴史的な日

タワレコ手帳、5月11日のページによると、5月11日はこんな歴史的な日でした。

【出来事】ビートルズの初アルバム「Please Please Me」がUKチャートで1位を獲得。以後30週に渡って首位に留まる(1963)

なんと、ビートルズ伝説が始まった日と言っていい、歴史的な記念日ではありませんか!


アルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」

ここに記載してある通り、「Please Please Me」はビートルズのデビューアルバムです。
先日のポール・マッカートニーの来日公演では、このアルバムの中から、デビューシングル「Love Me Do」と、このアルバムの冒頭をかざる「I Saw Her Standing There」が披露されました。

後にジョン・レノンが「当時のビートルズのライブ感に最も近いアルバム」と評しましたが、それもそのはず。
このアルバム、シングル曲を除く10曲全部を、たった1日、実質12時間で録音して仕上げました

だから、ジョンの喉の負担を考えて、「Twist and Shout」はレコーディングの最後に録音。
それでも2テイク録っただけで、1テイク目が採用されました。
ジョンの声がかすれて聞こえるのは、そんなハードなレコーディングの末だからだったんですね。

■アルバム「Please Please Me」の魅力

そんなビートルズのライブ感がたっぷり楽しめる同アルバム、びっくりなのはそんなレコーディングだけではありません。

このアルバムが革新的と言われたのは、当時では珍しい、自分たちが作った曲を自分たちで演奏して歌っていたこと
しかも、誰かメインのボーカルがいるわけではなく、4人全員がボーカルをとるというスタイルは、いま聞いても斬新です。

特に、ジョン・レノンとポール・マッカートニーの歌声は、この頃から絶品です。
「Please Please Me」や「There's A Place」なんかは、いま聴いても、2人のハーモニーに鳥肌が立ちます。
2人がつくった曲は「レノン・マッカートニー」とクレジットされますが、それは、このデビューアルバムから解散まで、ずっと変わらず続くことになります。
音楽史に残る二つの才能が、同じ時代、同じ土地(リバプール)に生まれ、こうして出会った奇跡に感動です。

ちなみに5月11日は、他にはこんな出来事があったみたい。

【出来事】
・BOOWY(当時は暴威)、新宿LOFTで初ライブを実施(1981)
・さよらなポニーテール、T-Palette Recordsへの移籍を発表(2015)
【誕生日】
・エリック・バードン(アニマルズ:1941)
・泉谷しげる(1948)
【命日】
・ボブ・マーリー(1981)

結構、重要な出来事が起きた日なんですね、5月11日。(さよならポニーテールは。。。?)
いずれも、巷の「今日は何の日?」で取り上げられるようなネタではないかもしれませんが、音楽の歴史を刻んだ日として、今日この日に感謝したいと思います。

NO MUSIC, NO LIFE。ありがとう、タワレコ手帳!

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