ペットショップ・ボーイズ、ブレないシンセ音「ホットスポット」

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、ペットショップ・ボーイズの新譜「ホットスポット」です。

■ペットショップ・ボーイズ

ペットショップ・ボーイズ
英ロンドンで結成されたポップ・デュオです。

1981年、雑誌記者のニール・テナントと、学生のクリス・ロウが出会ったことが始まり。
最初は鳴かず飛ばずでしたが、1985年に「ウエスト・エンド・ガールズ」をリリースすると一変。
この曲が大ヒットして、一躍スターダムに上りました。


Please

繊細なニールのボーカルと、メロディーを刻むクリスのキーボード。
このケミストリーが生み出すのが、ペットショップ・ボーイズならではの唯一無比のエレクトロニック・サウンド

「イッツ・ア・シン」や「オールウェイズ・オン・マイ・マインド」、「ゴー・ウエスト」など代表曲は数知れず。
ダンスフロアでブイブイ言わせていたひとも、自室にこもってヘッドフォンで聴いていたひともハマるダンス・ミュージック
彼らは、そんな新ジャンルを切り拓きました。


Actually

■ホットスポット

そんなペットショップ・ボーイズの新譜が出ました。
それが、今日紹介する「ホットスポット」です。


ホットスポット

通算14枚目。2016年発売のアルバム「スーパー」から約3年9か月ぶりとなります。
気になったので、ニールとクリスの年齢を調べてみたら、ニールは65歳、クリスは60歳。いずれも還暦オーバーでした。

さすがに、その年でダンス・ミュージックはないだろう…。
そうタカをくくってこのアルバムを聴いてみたら、ぶっ飛びました

このアルバムの楽曲群も、これまでと全く変わらない、唯一無比のエレクトリック・サウンド。
まるで80年代のディスコ・サウンド…。いまどき、こんなに電子シンセ音を恥ずかしげもなく前面に出すバンドはいないでしょう。

とても還暦オーバーのオジサンが奏でるサウンドではありません。
80年代にブイブイ言わせていたひとも、自室にこもって聴いていたひとも、この音を聞いたら、間違いなくペットショップ・ボーイズと分かるはず

ここまで変わらないのはスゴイ。ブレないエレクトロニック・サウンド
今となっては、そのコンビ名も象徴的…。いつまでも変わらない「ボーイズ」、ペットショップ・ボーイズが帰ってきました。

■個人的なおススメ

それでは、そんなペットショップ・ボーイズの新譜「ホットスポット」から、個人的なおススメです。

まずは3曲め、「ハッピー・ピープル」
名曲「ウエスト・エンド・ガールズ」を彷彿させる、詩を朗読するようなラップとキャッチーなメロディ。
ほんと、変わらないなぁ、ペットショップ・ボーイズ。

続いて4曲め、「ドリームランド」
アルバムからの第1弾シングル。これまたシンセが弾けるダンス・ミュージックになっています。
ニールとクリス、そしてイヤーズ&イヤーズのオリー・アレクサンダーの3人によって作詞作曲された楽曲です。
それにしてもクリスの歌声が若々しい…。これで65歳って、驚きです。

そして7曲め、「モンキー・ビジネス」
もはや、「変わらない」のレベルを超えて、80年代にフィードバックしたようなのディスコ・ミュージック。
今の時代、これほど生々しい電子音を響かせるバンドはいないんじゃない?
まさにブレない音楽。ボーイズは永遠です…。

時代は変われど、音楽は変わらない…。ペットショップ・ボーイズの真骨頂を見た気がします。
アルバム「ホットスポット」、一聴をおススメします。

ありがとう、ペットショップ・ボーイズ! ありがとう、ホットスポット!

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