
こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、オアシス「Dig Out Your Soul」!よりハードにサイケデリックに…躍動感あふれる楽曲群…です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。
■今日は何の日
1日1頁、その日に起きた出来事やミュージシャンの誕生日などが記載されているタワレコ手帳(現在は製造中止…)。
3月27日の頁には、こんな出来事が記されていました。
【出来事】オアシス、ミュージックステーションに初出演(2009)
なんと。待望の再結成を果たし世界ツアーを行うオアシス(Oasis)が、2009年にミュージックステーションに出演してたんですね。
当時、オアシスはアルバム「Dig Out Your Soul」を引っ提げて来日ツアー中。その合間をぬって、日本のテレビ番組に初出演、生演奏を披露したのでした。
そのときに演奏したのが、同アルバムに収録の「The Shock of the Lightning」と「Falling Down」。
さらに、大盛り上がりの観客からのアンコールに応えて、急遽「Whatever」を演奏しました。すごい…。
日本のテレビ番組まで熱狂の渦に巻き込んだオアシス…。そんな彼らのアルバム「Dig Out Your Soul」を今日は取り上げましょう。
2008年にリリースされた7枚目のスタジオアルバム。オアシスが解散する前に制作した最後のアルバムとなりました。
アルバムは、前作「Don't Believe the Truth」とほぼ同じ制作陣で、英ロンドンのアビイロード・スタジオで録音されました。
同アルバムの特徴は、前作の60年代ロックミュージック色の濃い作風を踏襲しつつ、よりサイケデリックでグルーヴにも重点が置かれていること。
そのハードなロックとサイケデリックが融合したサウンドは、オアシスに新たな魅力をもたらしました。
アルバムは全英1位を獲得。全米では「Be Here Now」以来のトップ10入り(5位)を果たしました。ちなみに日本のオリコンチャートでも2位を獲得しています。
■Dig Out Your Soul
それでは、そんなオアシスの7thアルバム「Dig Out Your Soul」の中から、個人的なおススメを紹介しましょう。
まずは1曲目、「Bag It Up」。
高らかに響き渡るギターの音色。そこにリアムの骨太なボーカルとノエルのファルセット・コーラスが重なります。
さらにヘヴィーなリズム部隊が加わると、このアルバムを象徴するようなハードでサイケデリックなロックの世界が表出します。
アルバムのオープニングとして申し分ない力強さとファンキーさを放つロックナンバーです。
続いて4曲目、「The Shock of the Lightning」。
アルバムからの最初のシングルとしてリリースされたナンバー。全英チャート3位を獲得しました。
疾走感と躍動感あふれるロックナンバー。作者のノエルは、この曲を「基本的にデモだ」と語っており、一気に書かれてレコーディングされたことを明かしています。
だからなのか、楽器の音にもリアムのボーカルにも生々しいエネルギーがほとばしります。サイケデリックな味付けも聴くほどにハマっていきます。
そして7曲目、「Falling Down」。
ノエルがボーカルをとるサイケデリックロック・ナンバー。シングルカットもされて全英10位を獲得しています。
のちのノエルのソロ作品に通じるサイケでグルーヴ感あふれるサウンド。ノエルはこの曲を、彼が書いた曲の中でも最高の曲の一つと語っています。
2009年8月にバンドは解散するため、この曲が長らくバンドの最後のシングルとなりました。早く新曲が聴きたいですね…。
いやぁ、最高のアルバムですね、オアシス「Dig Out Your Soul」。聴くほどにハマっていきます。
これらの楽曲を含む2009年の来日公演は、観客大合唱の大盛り上がり大会となりました。
はてさて、来るオアシス再結成公演はどのようなものになるのでしょうか…。期待しかありません。
「Dig Out Your Soul」からの楽曲も演ってくれたらいいな…。その日まで、ノエルさん、リアムさん、兄弟喧嘩しないでね!
今日の夢中は、オアシス「Dig Out Your Soul」!よりハードにサイケデリックに…躍動感あふれる楽曲群…でした。
ありがとう、オアシス! ありがとう、アルバム「Dig Out Your Soul」!