こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、残念ながら行けなかったジャーニーの来日公演。
すごく行きたかったんだけど、どうしても都合がつかずに行けませんでした…(涙)。
■来日公演
以前、ブログでも紹介しましたが、やっぱり、80年代の大ヒットアルバム「エスケイプ」と「フロンティアーズ」の全曲再現を演ったそうです。
※過去のブログ記事はこちら。
ライブレポートを見ると、「泣けました」とか、「魅力的なステージでした」とか、「これ以上のセットリストはない!」なんてコメントが。
確かにこの2枚のアルバムなら全曲聴きどころ満載。そうでしょう、そうでしょう。。。
…なんて、嬉しい気持ちは半分だけ。悔しい気持ちが半端ありません。ほんと行きたかったなぁ…。
■アルバム「レヴェレイション」
実は行く気満々で予習していて、新たな発見が。
それがこのアルバム「レヴェレイション」です。
現在のボーカル、アーネル・ピネダが加入して初めてのアルバムです。
デイスク2枚組です。
ディスク1は、ピネダを迎えたジャーニーの新曲を収録した、新生ジャーニーのアルバム。
ピネダの若々しく伸びやかなボーカルが楽曲を元気にします。
やっぱりニールのギターがいい!以前、スティーブ・ペリーも絶賛してたけど、これだけ感情を込めたギター・ソロを弾ける人って少ないと思う。
ほんと、過小評価されてる気がします。
昔ながらのファンにど真ん中なのは、デイスク2。
過去のジャーニーの名曲をピネダのボーカルで再録しているのですが、これが衝撃です。
デイスク1でも、スティーブ・ペリーと声質似てるなぁと、感傷に浸ったりしたんですが、そんなもんじゃない。
過去の名曲の数々が、ピネダのボーカルで新しく生を得た感じ。
80年代の絶頂期以降、メンバーのソロ活動やメンバーの脱退を経て、一時は黄金期のメンバーで再結成しました。
しかしながら、ツアーはボーカルのスティーブ・ペリーの体調不良により断念。
その後、スティーブ・ペリーは正式に脱退します。
二度と、「オープン・アームズ」や「セパレート・ウェイズ」、そして「ドント・ストップ・ビリーヴィン」が聞けないのか。。。
昔ながらのジャーニー・ファンは、私も含めて皆、肩を落としたはずです。
それが、このデイスク2で見事に復活しているではないですか!
前述の名曲も、ピネダが力強く歌い上げます。
特に痺れるのが「ドント・ストップ・ビリーヴィン」。
この歌、ストリートで夢のない毎日を送っている若者に「あきらめるな」と叱咤激励する応援ソングなんですが、ピネダのボーカルが見事にハマっています。
そもそも、その若者って、ついこの前までのピネダ自身と同じだもんね。
思いが込められているのかもしれません。
■新ボーカル、アーネル・ピネダ
2007年から加入した新ボーカル、アーネル・ピネダはフィリピン出身。
(写真:Wikipediaより)
アーネル12歳のときに母親が病死。困窮した一家は離散、彼も学校を自主退学します。
路上生活も経験し、時には食事はビスケットだけ、ガソリンスタンドで油の味のする水を飲んで毎日を費やしていたようです。(Wikipediaより)
そんな彼を救ったのは「歌」でした。
もともと幼少の頃から亡き母に歌を仕込まれた彼は、その実力で少しずつ名を上げていきます。
そして運命の2007年。
ボーカリストを探していたニールが、YouTubeで歌うアーネルを偶然視聴したことから、運命は急転。
ニールに誘われたアーネルは、オーディションのためにサンフランシスコに渡航。見事にジャーニーのボーカルの座を射止めました。
まさに「ドント・ストップ・ビリーヴィン」の歌詞そのまま、
「信じることをあきらめなかった」から、アーネルはここまで来れました。
世界サイズのアメリカン・ドリームだよね。
ちなみに、「ドント・ストップ・ビリーヴィン」って、米ドラマ「glee/グリー」で使われて、名実ともによみがえりました。
ほんと、聴きたかったなぁ、アーネルのジャーニー。
また次の機会があることを信じて。「ドント・ストップ・ビリーヴィン(信じることをあきらめるな)」!
来日公演お疲れ様、ジャーニー!