フィル・コリンズとフィリップ・ベイリー異色のデュエット”イージー・ラヴァー”

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、フィル・コリンズとフィリップ・ベイリー異色のデュエット”イージー・ラヴァー”です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■Back to the 80s

1980年代の洋楽シーン…その中心には必ずと言っていいほど、このアーティストがいました。
英ロンドン出身のミュージシャン、フィル・コリンズ(Phil Collins)。

英バンド「ジェネシス」にドラマーとして加入。ピーター・ガブリエル脱退後はボーカルも務め、バンドの中心人物として活躍しました。
80年代に入るとソロ活動をスタート。1981年に1stアルバム「夜の囁き」(原題:Face Value)をリリースするなど活動を活発化させます。


夜の囁き(原題:Face Value

すると、シングル「見つめて欲しい」(原題:Against All Odds)など全世界でヒット曲を連発…。
ソロ・アーティストとして大ブレイクを果たし、80年代を代表するヒットメーカーとなりました。

紹介したい曲は数々あれど、彼のヒット街道をブーストしたデュエット曲があります。
それが、1984年にリリースされた「イージー・ラヴァー」(Easy Lover)です。


イージー・ラヴァー(EPレコード)

デュエットの相手は、フィリップ・ベイリー(Philip Bailey)。
米ファンク・ソウル・グループ「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」のリード・シンガーです。


エッセンシャル・アース・ウィンド・アンド・ファイアー

英プログレ・バンドのドラマーと、米ダンス&ソウルの伝説的シンガーとのコラボ。
なんとも異色の組み合わせに、音楽シーンははじめ驚きの色を見せました…。

しかし、そんな周囲の訝しみをあざけ笑うかのように、2人のデュエット曲「イージー・ラヴァー」は名曲に仕上がりました。
異色のコラボが生み出すケミストリーが、単なるポップでもソウルでもない、ダンサブルで熱いチューンを創り出したのです。

■イージー・ラヴァー

それでは、懐かしの80s洋楽の世界へ。
Back to the 80s!今日は、80sの音楽シーンを震わせた異色のデュエット曲を聴きましょう。
フィル・コリンズ&フィリップ・ベイリーの「イージー・ラヴァー」です!

すばらしい曲ですね…。メロディもボーカルも演奏も一級品です。
特に、R&B色の強い独特なリズムは腰に響きます。2人の声質の違いも見事なケミストリーを醸し出していますね。
これぞデュエットという見事なコラボレーション。「イージー・ラヴァー」、名曲です。


ちなみに、フィル・コリンズはこの後、3枚目のアルバム「フィル・コリンズⅢ」(原題:No Jacket Required)をリリースすると、これが大ヒットとなり一気にスターダムにのし上がります。
このアルバムからは、「ススーディオ」や「ワン・モア・ナイト」など多くのNo.1ヒットも生まれました。


フィル・コリンズⅢ(レコード盤)

しかし、1990年代中頃から人気に翳りが出てきます。さらに突発性難聴などもあって音楽活動は停滞。そして2008年、表舞台からの引退を表明しました。
ただ、2015年になって活動再開を発表。2016年の全米オープンテニスの前夜祭で「イージー・ラヴァー」など2曲を披露しました。さらにジェネシス再結成を発表するなど、新たな音楽活動への期待が高まっています。

がんばれ、フィル・コリンズ! ありがとう、イージー・ラヴァー!

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