こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、カナダの国民的人気バンド、スローン(Sloan)の新譜「12」を紹介します。
■スローン
スローン(Sloan)。
カナダのトロントを拠点として活動する、4人組ロック・バンドです。
結成は1991年。
大学で知り合った4人は、友人のあだ名を由来とするバンド「スローン」を結成。
翌年(1992年)には、1stアルバムとなる「Smeared」をリリースします。
1994年にリリースされた2ndアルバム「Twice Removed」は、レーベルがほとんどプロモーションしないにもかかわらず、本国カナダで大ヒット。カナダ史上最高のアルバムと絶賛されました。
その後も彼らのアルバムは、カナダのグラミー賞といわれるジュノー賞に幾度となくノミネートされています。
バンド結成20周年を記念したアルバム「The Double Cross」(2011年リリース)も、「Rock Album of the Year」にノミネート。息の長い人気を証明しました。
その特徴は、4人全員がソングライティングもして、ボーカルをとるという、いわゆるビートルズ・スタイル。
ライブでは、ボーカルに合わせて楽器を変えたりもします。タレント豊富ですね。
そんなスローンの最新アルバムが「12」。その名の通り12枚目のアルバムです。
しかも収録曲は12曲。メンバーそれぞれの曲が3曲ずつ、合計12曲の珠玉のポップ・アルバムに仕上がっています。
■個人的なおススメ
それでは、スローンの新譜「12」から、恒例の個人的なおススメです。
まずは1曲め「Spin Our Wheels」。
アルバムの冒頭を飾るに相応しいノリのいいポップナンバー。
クリスの曲。とても12枚目のアルバムとは思えない若々しいポップセンスが炸裂!アルバムからの1stシングルです。
Spin Our Wheels(Studio Sessions)
続いて5曲め「The Day Will Be Mine」。
重めのギター&ベースのコラボがカッコいいロックナンバー。
これはパトリックの曲。中盤のギターソロがグイングイン鳴って、なんか懐かしい感じがします。こんなの好きなんだよなぁ。
The Day Will Be Mine(Studio Sessions)
そして4曲め「Gone for Good」。
60sウエストコーストを想起させる、ハーモニーが美しいポップナンバー。
カナダのCSN&Y?全員がボーカルとれるから、コーラスの完成度も高い。ロックだけでなく、こんな曲もできるのが彼らの魅力です。
いやぁ、これはしばらく聴くことになるだろうな、という好盤。
残念ながら、日本での知名度はほぼ無いスローン。ただ、このパワーポップはきっと受けるはず。
なんとかして来日公演してほしい。みんな、スローンを聴こう!
ありがとう、スローン! ありがとう、新譜「12」!