こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、リサ・ローブの新譜「A Simple Trick To Happiness」です。
■リサ・ローブ
リサ・ローブ。眼鏡がトレードマークの女性シンガーソングライター。
彼女が注目されるようになったのは、1993年に公開された映画「リアリティ・バイツ」のサウンドトラックでした。
そのアルバムに収録された楽曲「ステイ」がなんと、レコード会社との契約が無いアーティストとしてはビルボード初となる1位を獲得。
そもそも無名の彼女が起用されたのは、同映画主演のイーサン・ホークと友人だったからだとか。強運の持ち主ですね。
後に正式にレコード会社と契約し、1995年にデビューアルバム「テイルズ」をリリース。
持ち前のポップなメロディが受けて人気を集めます。
その後もアルバムのリリースを重ねているほか、女優・声優にも活動の幅を広げています。
最近は、子供向けのアルバムをリリースして、「歌のお姉さん」的な活躍をしていました。
2016年リリースの「Feel What U Feel」では、グラミー賞の最優秀チルドレンアルバムを受賞。
もう子供向けで突き進むと思っていたら、ポップシーンにうれしいカムバック。
持ち前のアコースティックでポップなメロディ全開のアルバムを届けてくれました。
それが本作「A Simple Trick To Happiness」です。
直訳すると「幸せになるための単純な仕掛け」。
子供の頃は単純に物事をとらえられるのに、大人になると何事も難しく考えてしまうのはなぜ?
…というメッセージがアルバムのテーマになっています。
■個人的なおススメ
それでは、リサ・ローブの新譜「A Simple Trick To Happiness」から、個人的なおススメを紹介します。
まずは2曲め「Skeleton」。
アコースティックのやさしい奏でから始まるソフトなポップチューン。
やっぱり最大の魅力はリサのボーカルでしょう。息づかいまで聴こえてきます。
続いて8曲め「Sing Out」。
個人的にはこのアルバムの一押しソング。
軽やかなアコースティックギターとストリングス。途中で重なるドラム…。
コーラスも見事。サビの「la la la…」のコーラスは美しいの一言。名曲です。
そして13曲め「Lullaby Girl」。
美しいピアノソロから始まるバラードナンバー。日本盤のボーナストラックです。
少ない楽器の音で演奏されるメロディ。リサの歌声がやさしく深く響きます。
それにしても、リサの歌声はすばらしい…。
いつも変わらぬ美しい声は、年齢を重ねて艶を増した感じがします。
ちょっと落ち込んだときに、彼女の歌声を聴いていやされたい。そんな気持ちになるアルバムでした。
ありがとう、リサ・ローブ!