こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、ベン・フォールズの誕生日を祝して、彼が率いたバンドのデビューアルバム「ベン・フォールズ・ファイブ」を取り上げます。
■今日は何の日
いつも愛用しているタワレコ手帳。
1日1頁、その日に起きた出来事やミュージシャンの誕生日などが記載されています。
9月12日は、この人の誕生日でした。
9月12日 【誕生日】ベン・フォールズ(1966)
懐かしいなぁ、ベン・フォールズ。
彼を中心としたバンド「ベン・フォールズ・ファイブ」は、とっても面白いバンドでした。
なんと言っても、そのバンドの構成。
ロック・バンドでありながら、ギターレス。ギタリストがいないバンド構成だったんです。
ギターの代わりとなったのがベンが担当するピアノでした。
だから、その奏でる音もすごく新鮮。
ピアノロックとも言うべき新しいサウンドにハマって、彼らが活躍した90年代、結構ヘビロテしてました。
…ということで、今日は、ベン・フォールズの誕生日を記念して、衝撃のデビューアルバム「ベン・フォールズ・ファイブ」を取り上げます。
■ベン・フォールズ・ファイブ
ベン・フォールズ・ファイブ。
米ノース・カロライナで結成されたロック・バンドです。
結成は1994年。バンド名とは異なり、3人組でした。
3人組なのになぜ「ベン・フォールズ・ファイブ」と名付けたかについては、「ベン・フォールズ・スリーより響きがいいから」などとベンは答えています。
前述の通り、そのバンド構成はギターレス。
メンバーは、ヴォーカルとギターを担当するベンに、ベースのロバート、ドラムのダレンの3人。
1stアルバム「ベン・フォールズ・ファイブ」をリリースしたのは1995年。
このアルバムは本国アメリカでは鳴かず飛ばずでしたが、なんと日本で火が付きました。
FMラジオでもヘビロテされて、J-WAVEからは年間最優秀新人アーティストに選ばれたりしています。
この余勢をかって、2ndアルバム「ワットエヴァー・アンド・エヴァー・アーメン」(1997年)は、アメリカでもスマッシュヒットを挙げました。
もちろん日本でも売れました。ピアノを中心とした小気味いいサウンドが日本人好みなのかもしれません。メロディもいいんだよね。
そんな彼らも、3rdアルバム「ラインホルト・メスナーの肖像」(原題:The Unauthorized Biography of Reinhold Messner、1999年)を最後にバンドを解散。
2012年に再結成してアルバムを出したりツアーをしたりしましたが、再びバンド活動を休止。
ベンはソロで音楽活動を続けています。
■個人的なおススメ
それでは今日は、そんな「ベン・フォールズ・ファイブ」の同名デビューアルバムから個人的なおススメを紹介します。
まずは何と言っても2曲め「フィロソフィー」。
ベン・フォールズ・ファイブの魅力が一番伝わる曲。個人的にも大好きな1曲です。
イントロのやさしいピアノから、中盤ドラムとベースが絡みついて盛り上がっていきます。
ベンのソングライティングも光ります。美しいコーラスと自在に変わるテンポ。いま聴いても新鮮で刺激的です。
続いて1曲め「ジャクソン・カナリー」。
これがギターレスのバンドかと驚く、グイグイと迫って来るロックンロール。
サビの「Whoa Whoa」は、ライブで合唱すること間違いなし。「こいつら只者じゃない」って引き込まれるアルバムのオープニング曲です。
そして、6曲め「アンダーグラウンド」。
バンドの記念すべき1stシングル。これまたベンのソングライティングが光ります。
ビートルズかクイーンかと思わせるような美しいコーラスとやさしいメロディ。
ギターレスであることが、逆に魅力になるサウンドです。これが好きで当時、ヘビロテしてたんだよな…。
あらためて、ベン・フォールズ・ファイブの魅力にハマりました。
バンドが休止状態なのは残念ですが、ベンはソロで音楽活動を続けています。
また彼のピアノから美しい名曲が生まれることを祈念して。誕生日おめでとう、ベン!
ありがとう、ベン・フォールズ・ファイブ!