ジーザス&メリー・チェイン「オートマティック」!時代を先取りするサウンド

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、ジーザス&メリー・チェイン「オートマティック」!時代を先取りするサウンドです。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■今日は何の日

1日1頁、その日に起きた出来事やミュージシャンの誕生日などが記載されているタワレコ手帳(現在は製造中止…)。
12月29日の頁には、こんな出来事が記されていました。

【誕生日】ジム・リード(ジーザス&メリー・チェイン:1961)


Upside Down: Very Best of Jesus & Mary Chain

イギリスのロックバンド、ジーザス・&メリー・チェイン(The Jesus and Mary Chain)。
通称「ジザメリ」。80年代突如現れて、攻撃的なノイズ・サウンドで音楽シーンに衝撃を与えました。

中心メンバーは、ウィリアムとジムのリード兄弟です。
以前は、兄ウィリアムの誕生日に、2ndアルバム「ダークランズ」(Darklands)を紹介しましたね。

今日は、弟ジムの誕生日ということで、再びジザメリのアルバムを聴いてお祝いしましょう。
とり上げるアルバムは、1989年リリースの3rdアルバム「オートマティック」(Automatic)です。

■オートマティック

2ndアルバム「ダークランズ」で、デビュー以来の代名詞だったノイズ・サウンドを封印…。
ダークでメロディアスな音楽を前面に打ち出し、音楽ファンやメディアを驚かせたジザメリ。

さらに3rdアルバム「オートマティック」でも、作風を大きく変化させます。
なんと、このアルバムでは、ダンスミュージックに接近。シンセサイザーやドラムマシンを多用して、アップテンポでハードなジザメリ・サウンドをつくり出しました。


オートマティック

これ、最初聴いたときは戸惑いましたが、聴くほどにハマっていくんですよね…。
この後に音楽シーンに、ダンスミュージックを大胆に取り入れたマッドチェスター・ムーブメントが巻き起こります。

ジザメリは、そうしたムーブメントをいち早く取り入れていたのかもしれません。先駆けだったのかも…。
館長ふゆきがハッピー・マンデーズやプライマル・スクリームなどのダンスロックをすんなり受け入れられたのは、きっとジザメリのおかげだと思います。

ちなみに、プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーは元ジザメリのドラマー。彼も作品ごとに作風を変えることで有名ですね…。
偶然にしても、同時期に両バンドがダンスロックに舵を切ったのは興味深いです。

■個人的なおススメ

それでは、ジーザス&メリー・チェインの3rdアルバム「オートマティック」から、個人的なおススメです。

まずは3曲め、「ブルーズ・フロム・ア・ガン」(Blues from a Gun)。
前作までとは一線を画すドラムマシンとシンセが刻むビートが印象的なナンバー。
ハードなギターがかき鳴らされますが、ベースにあるのはポップなメロディです。ようこそ、新しいジザメリの世界へ…。

続いて7曲め、「ヘッド・オン」(Head On)。
これまた、シンセとドラムマシンの電子的なビートに尖がったギターの音色が重なるジザメリの新境地
メロディは本当にポップです。でもなんだか翳あるサウンドに聴こえるのは、ジムのボーカルのせいかも…。このダークな感じもジザメリの魅力ですね。

そして、アルバムのExpanded Version収録の「サイドウォーキング」(Sidewalking)。
これが「オートマティック」の先駆けでした。アルバムの1年半も前にリリースされたシングル。このときすでにサウンド変化を予告してたんですね…。
曲全体を通じて響く、重く無機質な打ち込みビート音。そこに絡みつくハードなギター。そしてサビの「Sidewalking, sidewalking」の合唱…。
ダークでハードで、そしてポップなダンス・ナンバー…。新しいジザメリの魅力がたっぷり詰まったナンバーです。


いま聴いてもカッコいいサウンドですね…。ダンスミュージックとロックが融合して、いろんなケミストリーを生んでる感じ。
この後に、プライマル・スクリームやケミカル・ブラザーズが確立するダンスロック。その原型をジザメリが提示した…というのは大げさでしょうか。

時代を先取りするサウンド…ジーザス&メリー・チェイン。
今日は、その中心メンバーの一人、ジム・リードの誕生日ということで、3rdアルバム「オートマティック」を聴きました。

誕生日おめでとう、ジム・リード! ありがとう、「オートマティック」!

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