7月6日はジョン・レノンとポール・マッカートニーが出会った日

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、7月6日はジョン・レノンとポール・マッカートニーが出会った日です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■今日は何の日

1日1頁、その日に起きた出来事やミュージシャンの誕生日などが記載されているタワレコ手帳(現在は製造中止…)。
7月6日の頁には、こんな出来事が記されていました。

【出来事】ジョン・レノンが組んでいたバンド、クオーリーメンの演奏を観るためにポール・マッカートニーがセント・ピーターズ教会を訪れ、2人が出会う(1957)

ジョン・レノンとポール・マッカートニー
言わずと知れた、ビートルズの中心メンバー。レノン&マッカートニーとして数々の名曲を世に送り出しました。


アンソロジー 1

この2人が運命の出会いを果たしたのが、1957年7月6日でした。
このとき、ジョンは16歳、ポールは15歳。場所は、リヴァプールのセント・ピーターズ教会でした。

この日、ジョンはクオーリーメンというバンドを率いて、同教会で演奏を披露していました。
そして、その演奏を見に教会を訪れていたのが、後に盟友となるポールでした。

演奏終了後、共通の友人を介して、2人ははじめて言葉を交わします。
ポールはジョンにチューニングの仕方を教え、ジョンはリトル・リチャードやエディ・コクランの曲をプレイして見せたと伝わります。

互いに強く惹かれ合った2人は、一緒にバンドをやっていくことを決意しました。
2週間後、ポールはクオーリーメンに加入します。それは、レノン&マッカートニーのはじまりビートルズのはじまりでした。


ビートルズ・ビギニングス:クオーリーメン(製造中止)

■ザ・ビートルズ1962年〜1966年、通称「赤盤」

そんな歴史的な出来事があった日なんですね、7月6日という日は…。
もう、祝日にしていいんじゃないでしょうか。この2人の出会いがなければ、ビートルズも今のポップ・ミュージックもありませんでした。

…ということで、今日は2人が出会った歴史的な日を祝して、ビートルズの初期のベスト盤を聴きましょう。
それが「ザ・ビートルズ1962年〜1966年」(The Beatles / 1962-1966)、通称「赤盤」です。


ザ・ビートルズ1962年〜1966年

1973年4月19日にリリースされたLP2枚組。タイトル通り、1962年から1966年までの代表曲を集めています。
シングルやアルバムで言うと、デビュー・シングルの「ラヴ・ミー・ドゥ」(1962年)からアルバム「リボルバー」(1966年)までの楽曲から選曲。

発売当初はジョージ・ハリスンが選曲したと言われていましたが、実際はビートルズのマネージャーだったアラン・クラインが手がけました。
アルバム・ジャケットは、デビューアルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」のフォトセッション時の別カット。ロンドンのEMI本部の吹き抜けで撮影されたものです。


プリーズ・プリーズ・ミー(アナログ)

ほんと、2人が出会えて良かった。特に初期の楽曲は、2人が声を合わせてボーカルを取る楽曲も多く、そのハーモニーは鳥肌もの…。
今日は、そんな楽曲が数多く収録されている「ザ・ビートルズ1962年〜1966年」(通称「赤盤」)から、個人的なおススメを紹介します。

■個人的なおススメ

それでは、いざビートルズ初期のベスト盤、通称「赤盤」から選曲…。
と言っても、さすがはベスト盤。どれもこれもおススメなので、今日は、スタジオ・アルバムには収録されていないナンバーから選出しましょう。

まずは、Disc1(アナログA面)の4曲め「シー・ラヴズ・ユー」(She Loves You)。
1963年8月にリリースされたシングル盤。英米ともに第1位を獲得する大ヒットナンバーとなりました。
特に英国では最も売れたビートルズのシングルであり、14年後にウイングスの「夢の旅人」に抜かれるまで英国で最も売れたシングルでした。
これぞ、レノン&マッカートニーというポップソング。ジョンとポールの2人がリード・ボーカルを務めています。

続いて、Disc1(アナログA面)の5曲め「抱きしめたい」(I Want to Hold Your Hand)。
1963年11月にリリースされたシングル盤。この曲も英米ともに第1位を獲得、全世界で大ヒットしました。
ビートルズが初めて4トラック・レコーダーを使用してレコーディングを行った楽曲。ステレオ・ミックスとモノラル・ミックスが作成されました。
メインのボーカルはジョン、それにポールのコーラスが絶妙に絡みます。同曲は、当時ポールが交際していたジェーン・アッシャーの自宅の地下室で2人がピアノを鳴らしながら作ったと伝わります。まさに2人の共作、誰もが知るビートルズの名曲の一つですね。

そして、Disc2(アナログC面)の4曲め「恋を抱きしめよう」(We Can Work It Out)。
1965年12月に「デイ・トリッパー」との両A面シングルとしてリリース。こちらも英米はもちろん、多数の国で第1位を獲得しました。
同曲は象徴的なレノン&マッカートニーの共作です。前半部分とAメロはポールが、ミドル部分はジョンが書きました。
まるで異なる2曲が同居する楽曲。ポールとジョンのパートで、メロディやテンポも違えば、歌詞も「We can work it out」(僕らはうまくやっていけるさ)と「Life is very short~」(人生は短い、喧嘩なんかしてる暇ないぜ)と対照的です。
それでいて、通しで聴くと見事な一体感。コーラスも美しい…。レノン&マッカートニーのケミストリーを存分に体感できる名曲です。


いやぁ、とんでもない名曲ぞろいですね、レノン&マッカートニーの楽曲は。
あらためて、2人が出会ったことに感謝したい、1957年7月6日という日に感謝したいと思いました。

1957年7月6日、ジョン・レノンが組んでいたバンド、クオーリーメンの演奏を観るために、ポール・マッカートニーはセント・ピーターズ教会を訪れました。
そこで、2人は運命の出会を果たしました。その日から、新たなポップ・ミュージックの歴史が始まったのです。

ありがとう、ビートルズ! ありがとう、レノン&マッカートニー!

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