こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、日本のロックバンド「GLIM SPANKY」の新譜「LOOKING FOR THE MAGIC」です。
■GLIM SPANKY
GLIM SPANKY(グリムスパンキー)。お気に入りのバンドです。
男女2人による日本の音楽ユニットなんですが、その音楽はグローバル。
洋楽志向バリバリの音で、デビュー当時から、業界のプロからも注目されてきました。
11月21日に4枚目となる「LOOKING FOR THE MAGIC」をリリース。
これまた幅広い音楽性を披露して、そのホンモノぶりを示しました。
LOOKING FOR THE MAGIC(初回限定盤)(DVD付)
なんと大御所・松任谷由美さんも同バンドと交流があるそうで、次のようなコメントを寄せています。
強くてかわいくて、アブナくてイノセント。
5世代を経て、日本のロックもここまで成熟したんだなぁ、、。
5世代というのは分かりませんが、ユーミンが絶賛してるってスゴイな。
でもきっと洋楽好きの音楽ファンはハマると思います。
館長ふゆきも最初にガツンとやられたのは、ジャニスジョップリンのカバー「MOVE OVER」でした。
ムチャかっこいい音に、誰だろうと調べたら彼らでした。
しかも日本人ってマジか!と衝撃を受けたことを覚えています。
■ディスコグラフィー
簡単にディスコグラフィーを紹介しましょう。
2014年、1stミニアルバム「焦燥」でメジャーデビュー。
2015年に1stシングル「褒めろよ」、さらに1stアルバム「SUNRISE JOURNEY」をリリースすると、その音楽性が多方面から注目されます。
2016年7月に2ndアルバム「Next One」、さらに2017年9月に3rdアルバム「BIZARRE CARNIVAL」をリリース。
映画「ONE PEACE FILM GOLD」の主題歌「怒りをくれよ」のヒットもあり知名度が急上昇。
ついに2018年5月、武道館でワンマンライブをやるまでにスケールアップしました。
■LOOKING FOR THE MAGIC
そんな彼らのさらにスケールアップした姿を堪能できるのが今回のアルバム「LOOKING FOR THE MAGIC」です。
米国LAでのレコーディングを敢行した本作には、ジャック・ホワイトのサポートメンバーが参加しています。
ベースにジャック・ローレンス、ドラムにカーラ・アザー。
そんな世界級のロック・ミュージシャンの音が加わって、彼らの持つグローバルな音楽性がさらに昇華した感じ。
1曲目からまずガツンとやられます。シタールみたいな音に逆回転と思しきボーカル・レミの歌声。
たたみかけるように、サイケ調の曲や洋楽テイストのギター・ロックが続きます。
ダンサブルな曲調のチューンもあって、本作に来てさらに幅を広げましたね。
「LOOKING FOR THE MAGIC」全曲視聴
まさに、ユーミンの言う「日本のロックもここまで成熟したんだなぁ」という印象がぴったり。
前作にもぶっ飛んだけど、今回もさらに積んできました。すごいな、GLIM SPANKY。
■個人的なおススメ
それでは、新作「LOOKING FOR THE MAGIC」から、個人的なおススメです。
まずは2曲目「Love Is There」。
1曲目「4 Dimensional Desert」の流れを受け継いだ、サイケデリックな魅力たっぷりのロックナンバー。
シンセとギターがうまく絡み合って、独特の世界観を奏でます。「成熟」したGLIMの音を楽しめます。
続いて7曲目「愚か者たち」。
カッコいいギターの音から、サビに響く力強いレミの歌声。
これがあるから、GLIMに病みつきになるんだろうな。GLIMの魅力たっぷりのギターロックです。
そして11曲目「Looking For The Magic」。
アルバムタイトルにもなっているバラードナンバー。
GLIM版「A DAY IN THE LIFE」(ビートルズ)あるいは「シャンペーン・スーパーノヴァ」(オアシス)とも言うべき、アルバムのラストを飾る名曲です。
最後の歌詞「わたしは諦めないわ」には、彼らの飽くことのない音楽への思いが込められている気がします。がんばれ、GLIM!
日本のロックもここまで来た!世界に届くんじゃないかな。
ありがとう、GLIM SPANKY! ありがとう、LOOKING FOR THE MAGIC!