
こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、ビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」。伝説の始まりを告げる大ヒット・シングルです!
■悲報
悲報。タワレコ手帳2018年版、発売せず…。
いつも愛用しているタワレコ手帳。
1日1頁、その日に起きた出来事やミュージシャンの誕生日などが記載されています。
年初に、その最新版を買うべくタワーレコードに行ったら、なんと2018年版は製作していないとのこと。
なんと…。今年初の衝撃です!
…と言いながら、実は自分が愛用しているのも2016年版だったりします。
昨年初めに2017年版を買いに行ったら、その店は売り切れ。他店を紹介されたのですが、面倒だったので買いませんでした。
まあ、曜日が異なるだけで、過去の出来事とか誕生日とかは変わらないんですけどね。
■1月11日
…ということで、今年も2016年版タワレコ手帳を片手に、音楽に関する「夢中」を探っていきましょう。
さて、2016年では月曜日で成人の日の祝日だった1月11日のページを開くと、なんとも好奇心をくすぐられる出来事が載っていました。
ビートルズ、セカンド・シングル”プリーズ・プリーズ・ミー"をリリース(1963)
言わずと知れたビートルズのセカンド・シングルにして、その人気を決定づけた名曲です。
この曲からビートルズ旋風が吹き荒れることになりました。
(プリーズ・プリーズ・ミー[1963 UK シングル]/Wikipediaより)
この後、ビートルズは、「シー・ラブズ・ユー」、「抱きしめたい」など、記録に残るナンバーワン・ヒットを続出。
ビートルマニアと呼ばれる多数のファンが彼らを追っかけ、コンサートで絶叫する姿は、社会現象になりました。
「プリーズ・プリーズ・ミー」が収録された同名アルバムは、デビューアルバムにして連続30週間、チャート1位に君臨。
このアルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」を1位の座から引きずり下ろしたのは、なんと自身のセカンド・アルバム「ウィズ・ザ・ビートルズ」でした。
ビートルズはこの2枚のアルバムで51週間、ほぼ1年にわたり英国のアルバムチャート1位を独占しました。
そんな大ブームの幕開けを告げた「プリーズ・プリーズ・ミー」。
アルバムは以前、当「夢中図書館」でとり上げましたので、今日はシングル「プリーズ・プリーズ・ミー」にしぼって、「夢中」を紹介したいと思います。
■プリーズ・プリーズ・ミー
シングル「プリーズ・プリーズ・ミー」。
レノン・マッカートニー名義ですが、主にジョン・レノンがつくった曲です。リード・ボーカルもジョンです。
プリーズ・プリーズ・ミー(MV)
元々は、現バージョンよりもテンポの遅いスロー・ナンバーでした。
それは、ジョンが憧れていたロイ・オービソンの代表曲「オンリー・ザ・ロンリー」を意識したためと言われています。
オンリー・ザ・ロンリー/ロイ・オービソン(MV)
シングル録音時に、プロデューサーのジョージ・マーティンから「テンポを上げてはどうか」と提案され、現在のアップテンポな珠玉のポップ・ナンバーに仕上がりました。
印象的なイントロのハーモニカを吹いているのはジョン・レノン。
見事なコーラスを奏でているのは、ジョンと盟友ポール・マッカートニー。
この二人のコラボはこの後、数々の名曲を世に送り出し、ビートルマニアと呼ばれるファンのみならず、世界中のミュージシャンたちに影響を与えました。
大げさかもしれませんが、世界の音楽シーンを変えた曲が、この「プリーズ・プリーズ・ミー」と言えるかもしれません。
その歴史的な名曲がリリースされたのが、今から55年前の今日、1963年の1月11日でした。
ありがとう、ビートルズ!ありがとう、プリーズ・プリーズ・ミー!