フィンランドの新鋭"US"(アス)!疾走感あふれる新時代のギターロック

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、フィンランドの新鋭"US"(アス)!疾走感あふれる新時代のギターロックです。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■US「アンダーグラウンド・ルネッサンス」

フィンランドから衝撃の新人バンド現る…。
それが、今日紹介する5人組ガレージ・ロック・バンド「US」(アス)です。

バンドは、ヴォーカル&ギターでメイン・ソングライターでもあるテオとベーシストのラスムスが高校時代にバンドを結成したことから始まりました。
その後、テオの2人の弟とさらにもう一人の友人をグループに加え、2011年にUSが誕生。バンド名は、DJ/ミュージシャンのギャズ・メイオールがバンドを観たときに軽い気持ちで口にしたものをそのまま採用しています。

地元フィンランド周辺からライブをスタートした彼らは、ロックダウンが終わると渡英。
精力的にライブ活動をこなしていると、その熱量あふれるライブ・パフォーマンスが評判を呼び、にわかに注目の新人バンドとなります。

2023年には全英で65回のライブ・ショウを敢行。グラストンベリー・フェスティバルでも熱い演奏を披露し、多くの観客を魅了します。
そのライブ・アクトは、MOJO誌から「午前3時の猛烈なショウ」と称され、「ドクター・フィールグッド・スタイルのパンク・ブルースに全盛期のラモーンズの気迫が相俟っていた」と表現されました。


アンダーグラウンド・ルネッサンス

まさに今が旬、勢いに乗っているバンド「US」(アス)。旬な勢いをそのまま詰め込んだアルバムがリリースされました。
全曲を1日でレコーディングしたというアルバム…タイトルは「アンダーグラウンド・ルネッサンス」(原題:UNDERGROUND RENAISSANCE)。

そのサウンドは、ソリッドでポップなロックンロール。初期の衝動を見事に詰め込んだ、とんでもない疾走感があります。
このデビューアルバムを引っさげて、彼らがついに日本にやって来ます。「FUJIROCK FESTIVAL'24」で初来日することが決定!
7月26日~28日、なんと全日にわたって3つの異なるステージに出演。苗場がUSのロックで揺れるのは間違いないでしょう。

■個人的なおススメ

祝!US(アス)初来日&デビューアルバム爆誕!
今日は、フィンランドの新鋭USの1stアルバム「アンダーグラウンド・ルネッサンス」から、個人的なおススメを紹介しましょう。

まずは1曲め、「Night Time」
冒頭からいきなり挨拶代わりの切れ味鋭いソリッドなロックンロール
初期の衝動をそのまま詰め込んだような粗削りのサウンド。アルバムを聴きながらにしてライブ会場にいるような生々しい音のシャワーを浴びせられます。
これはライブ向きなサウンド…。2分強の曲ですっかり聴く者をUS(アス)の世界へ引き込みます。

続いて2曲め、「Snowball Season」
さらにライブ感あふれるサウンドが続きます。どこまでも力強くどこまでも荒々しく…。飾らないストレートなロックが気持ちいい。
スピード感あふれるリズムはパンクのようで、自由に吹き鳴らされるハーモニカはブルースのようで…。
このフリーな音楽スタイルも、懐かしくも新しい今の時代のロックンロールなのかも。新時代のギターロック降臨です。

そして4曲め、「Paisley Underground」
気持よくかき鳴らされるギターにポップなメロディ…。シルヴァー・サンやアークティック・モンキーズを彷彿するようなポップ・ロックです。
そして圧巻は、中盤でかき鳴らされるギター・ソロ…。こんな王道スタイルを惜しみなくやってくれるのは往年のロックファンも感無量。
この懐かしくて新しいロックンロールをかき鳴らす新人バンドにギターロック復権を託すのは期待しすぎでしょうか…。それでも期待したくなる、熱きUSのロックサウンドです。


衝撃のデビューアルバムです…。フィンランドの新人バンド"US"(アス)のアルバム「アンダーグラウンド・ルネッサンス」。
まさに今が旬のバンドのライブを苗場で体感できます。祝!フジロック2024出演!きっと苗場がUSのロックンロールで揺れることでしょう。

ありがとう、US! ありがとう、「アンダーグラウンド・ルネッサンス」!

ブログランキングに参加しています!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事