こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、パワーポップ職人グレッグ・ポープの新譜「Wishing on a Dark Star」を紹介します。
■グレッグ・ポープ
グレッグ・ポープ。
米ナッシュビル出身のミュージシャンです。
元は、Edmund’s Crownというバンドでフロントマンとして活動していました。
このバンドも、グレッグ・ポープも、日本ではほとんど知られていません。もしかしたら本国でも…。
それでも、コアなパワーポップ・ファンに強く支持されているんです、この人は。
それもそのはず。その音楽は、ビートルズやビッグスター、ザ・ポウジーズなどの遺伝子を受け継ぐ王道パワーポップ。
2008年リリースの1stアルバム「Popmonster」から、その才能は注目されていたのです。
その後も2年に1枚のペースでアルバムをリリースしてきたグレッグ・ポープ。
前作「A Few Seconds of Fame」(2018年)に続いて、極上のパワーポップ・アルバムが届けられました。
それが今日紹介する「Wishing on a Dark Star」(2020年)です。
これがもう、パワーポップファンが悶絶するグッドメロディの玉手箱。
ビートルズはもちろん、クイーンやボストンを想起させるポップソングも。
そのソングライティング・センスはさらに磨きがかかったみたい。さっそくヘビロテしています。
今日は、このアルバム「Wishing on a Dark Star」から個人的なおススメを紹介しましょう。
■個人的なおススメ
まずは1曲め「Gone」。
初っ端からグッドメロディ全開。60sや70sを思わせるような懐かしいポップソングです。
コーラスワークなんかポップ職人というよりポップ・マニア。彼自身、ポップソングが大好きなんだろうな…。
続いて2曲め「Blue Skies Above」。
アコースティック調の明るいポップソング。中盤の手拍子も楽しい。
これ、街角で歌ってたらみんな笑顔になるだろうな。ポップの原点ですね。
そして6曲め「Wildest Dreams」。
これぞ王道パワーポップの遺伝子を受け継ぐギター・ポップ。
誰もが口ずさめるメロディと甘い歌声。終盤のギターソロもロック好きにはたまらない…。こういうお約束の盛り上がりも必要なんですよ、ロックには。
パワーポップ職人、グレッグ・ポープ。
その才能はまだ奥が深そう…。これからの活動に目が離せないミュージシャンです。
ありがとう、グレッグ・ポープ! ありがとう、Wishing on a Dark Star!