こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、伝説のロック・バンド「レッド・ツェッペリン」の歴史的な名盤、通称「Ⅳ」をとり上げます。
■今日は何の日
いつも愛用しているタワレコ手帳。
1日1頁、その日に起きた出来事やミュージシャンの誕生日などが記載されています。
8月20日は、この人の誕生日でした。
【誕生日】ロバート・プラント(レッド・ツェッペリン:1948)
今日で御年なんと72才!おめでとうございます、ロバート・プラント!
THE DIG Special Editionロバート・プラント
ロバート・プラントは、伝説的ロック・バンド「レッド・ツェッペリン」のフロントマン。
まだ無名の頃にジミー・ペイジに見いだされてバンドに加入すると、そのハイトーン・ボイスでハードロックの祖とされる革新的サウンドをリードしました。
バンドの快進撃とともに、プラントの人気も急上昇。
その金髪をなびかせたルックスやステージパフォーマンスから、70年代のセックスシンボルとも称されました。
レッド・ツェッペリンとしては、1968年から1980年まで活動。
バンドが解散すると、ハニー・ドリッパーズなどのバンドを経て、いまもソロ・アーティストして活動しています。
■レッド・ツェッペリン「Ⅳ」
そんなロバート・プラントの誕生日をお祝いして、今日とり上げるのは、レッド・ツェッペリンの歴史的名盤です。
それが1971年にリリースされた4枚目のアルバム、通称「Ⅳ」です。「通称」とつけるのは、このアルバムには正式なタイトルがないから。
タイトルどころかバンド名も曲名も、、アルバムジャケットには一切のクレジットが記載されていません。
レーベルからは「自殺行為」とまで言われ反対されたこの企画ですが、バンドは頑として譲りませんでした。
純粋に音楽だけで評価してほしい…。そんな思いがこのアルバムには込められていたのです。
バンドがそれほど自信を示す通り、アルバムには後のロック史に残る名曲が散りばめられていました。
なかでも「天国への階段」(原題:Stairway to Heaven)は超有名。
冒頭のアルペジオ、クライマックスのギター・ソロ、そしてプラントの高音シャウト…。
ハードロックとアコースティックを融合した8分にも及ぶサウンドは、バンドの代表曲にして、ロック史に残る名曲となりました。
アルバムは、リリースされるや評価もセールスもうなぎ上りとなり、ロック史に残るメガヒット・アルバムとなりました。
まさにレッド・ツェッペリンを「伝説」の階段に導いたアルバム。それがこのアルバム「Ⅳ」です。
■個人的なおススメ
それでは、そんなレッド・ツェッペリンの名盤「Ⅳ」から個人的なおススメです。
まずは1曲め「ブラック・ドッグ」。
冒頭の「Hey,hey,mama…」からプラントの高音シャウトが響き渡るロック・ナンバー。
このボーカルに、ギターとベースとドラムが絡みつきます。バンドのケミストリーが存分に発揮されたイントロダクションです。
続いて2曲め「ロックン・ロール」。
その名の通り、バンドの勢いほとばしるロックンロール・ナンバーです。
レコーディングのジャム・セッションで偶発的に生まれたとされる曲。確かに、生まれたてのロックの衝動のようなものが伝わります。
ライブではオープニングに演奏されることの多かった名曲です。
そして4曲め「天国への階段」(原曲:Stairway to Heaven)。
言わずと知れた、ロック史に残る名曲、名演。冒頭のペイジのアルペジオから、やさしいプラントの歌いだし。
そして中盤から次第に音が厚くなると、終盤にかけて怒涛のように迫り来るギター・ソロとハイトーンのシャウト。
いつの間にか、この曲の世界に引き込まれてしまっている…。ロックのヤバさを解放した名曲です。
まさにロックの名盤。そしてロック史に残る名曲の数々。
本当に、ジミー・ペイジがロバート・プラントという逸材と出会えてよかった。
そんなロバート・プラントも今日で72才。いつまでも元気で音楽活動を続けてほしいですね。
誕生日おめでとう、ロバート・プラント! ありがとう、レッド・ツェッペリン「Ⅳ」!