ストーンズ成分濃いめ!ディーゼル・パーク・ウエスト「Let It Melt」

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、ディーゼル・パーク・ウエストの新譜「Let It Melt」をとり上げます。

■Let It Melt

ディーゼル・パーク・ウエストのアルバム「Let It Melt」
これを聴いて、なんとも懐かしい音を出すバンドがいるもんだと思いました。


Let It Melt

思い浮かべるのは、大御所ローリング・ストーンズ
音のつくりや歌い方まで、そのDNAをきっちりと受け継いでいる感じ。
カントリー調の歌もあって、iTunesのカテゴリーでは「アメリカーナ」に分類されていました。

面白いアメリカのバンドがいたもんだと調べてみたら、なんとビックリ。
このディーゼル・パーク・ウエストは、イギリスのバンドでした。

■ディーゼル・パーク・ウエスト

ディーゼル・パーク・ウエスト
イギリスのレスター出身のバンドです。

結成は1980年。はじめは"The Filberts"や"The Psychedelic Filberts"という名前で活動していました。
このとき、バーズの「Lady Friend」やビートルズの「Rain」のカバー曲をリリースしています。

モビーグレイプやバッファロー・スプリングフィールドなどのウエスト・コースト・ロックが大好きだったみたい。
この後も、これらバンドをはじめとした60sのカバーやトリビュート・アルバムに参加しています。
そりゃ、懐かしい音を出すわけだよな…。筋金入りのロック・マニアでした。


Shakespeare Alabama

1stアルバムは、1989年にリリースされた「Shakespeare Alabama」
これがもうウエスト・コースト愛あふれるグッド・ソングぞろい。これでファンの心をがっつり掴みます。

その後も、バンドの中心であるジョン・バトラーのソングライティングの才がほとばりします。
メンバーやレーベルを変えながらも、音楽シーンに60sの系譜を受け継ぐグッド・ミュージックを鳴らし続けました。
そして2019年、ストーンズ成分たっぷりの9thアルバム「Let It Melt」が届きました。

■個人的なおススメ

それでは、そんなディーゼル・パーク・ウエストのアルバム「Let It Melt」から、個人的なおススメです。

まずは1曲め「Let It Melt」
もはや、ローリング・ストーンズの新曲かと思わんばかりの、粘っこくて力強いロック・ナンバーです。
音のつくりも歌い方もストーンズ愛たっぷり。コーラスなんかも狙ったかのように、まんまストーンズ。ご機嫌なアルバムの幕開けです。

続いて4曲め「The Golden Mile」
こちらもストーンズ成分濃いめのナンバー。ギターの音もあえて60sっぽくしてるんだろうな。
若きストーンズがステージで演奏しているみたい…。疾走感あふれるロック・ナンバーです。

そして7曲め「Living in the UK」
もはや誰もジョン・バトラーを止められない…。ミック・ジャガーの魂が乗り移ったかのような、ソウルフルで艶のあるボーカルです。
ギターやオルガンの音も粗い感じでライブ感が伝わります。ストーンズがそうであったように、R&Bへのリスペクトがほとばしるロック・ナンバーです。

いやぁ、すごいな、ディーゼル・パーク・ウエスト。
聴いてて楽しくなる。ロックってこうじゃないといけないよね。
ストーンズ成分たっぷりの「Let It Melt」、おススメです。

ありがとう、ディーゼル・パーク・ウエスト! ありがとう、「Let It Melt」!

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