こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の「夢中」は、米サザン・ロックの大御所ZZトップのライブ盤「Live Greatest Hits From Around the World」です。
■ロック界のダンブルドア
ZZトップ。その風貌は、ハリーポッターのダンブルドア校長。しかも二人!
二人のダンブルドア校長が、ハードなギターをかき鳴らします。
え?想像つかないって?
そんな彼らの演奏姿がこちら。
(Wikipediaより)
そんなダンブルドアな(?)姿が目に浮かぶライブ盤がリリースされました。
その中身はというと、いろんなライブ音源をつなぎ合わせたもの。
ヒット曲満載で、いわばライブで聴かせるベストヒット集!タイトルもそうだもんね。
これがイイのですよ。しばらく「夢中」になってしまいましたのでおススメします。
■ZZトップの魅力
ZZトップって、その風貌(前述)ですから、アイドル的な人気は期待できませんが(苦笑)、その腕前は一級品。
しかも、好きな人にはたまらないアメリカ南部の音。テキサス出身なんですね。桑田圭祐さんも好きなサザン・ロックを聞かせてくれます。
特にギターの音が荒々しくて気持ちいい。バタ臭さがあって、中毒性があります。
実は、メンバーのビリーは、ジミ・ヘンドリックスの前座を務めたこともある強者。そのとき、ジミから「アメリカで最高の若手ギタリスト」と評されたというから、筋金入りです。
■80年代の代表作
館長ふゆきが彼らを知るのは、1980年代のアルバム「イリミネーター」や「アフターバーナー」の頃。
この頃は持ち前のバタ臭いギター・サウンドにシンセサイザーなどの電子音が加わって、一般受けするロックを演っていました。
そのおかげで、チャート・アクションもよく、「ベスト・ヒットUSA」なんかでよく曲が取り上げられていたことを覚えています。
そんな経緯もあって、このライブアルバムでも、つい聞き入ってしまうのは、その当時の曲。
特に、8曲目の「ラフ・ボーイ」は涙ものです。
ジェフ・ベックがゲスト・ギタリストとして参加しているのですが、このギター・ソロも泣かせます。
「サザン・ロックはちょっと‥」という人も、この曲だけでも聞いてほしいと思うくらいの格好良さに仕上がっています。
■衰え知らず
ところで彼ら何歳なんだろう?80年代から同じ風貌なんだけど…。
ちょっと調べてみたら、このバンド、結成は1969年というから、なんともう50年近く(!)演っていることになります。
しかもその間、一度もメンバーチェンジなし!メンバー3人とも67歳になります。
このライブ盤を聴く限り、衰え知らずといった感じですね。
まさにロック界のダンブルドア校長。末永くサザン・ロックの魔法を奏でていただきたいと思います。
これからも元気でロックしてね、ZZトップ!