こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、80sディスコ風ロックで盛り上がろう!フォールズ「ライフ・イズ・ユアーズ」です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。
■フォールズ
今日とり上げるのは、フォールズ(FOALS)。
2005年に結成された、英オックスフォード出身のロックバンドです。
現在のメンバーは、ヤニス・フィリッパケス(Vo&G)、ジャック・ビーヴァン(Dr)、ジミー・スミス(G)の3人。
それぞれ別のバンドで活動していたメンバーが集まって、現在のラインナップとなりました。
バンドは、数枚のシングルを出した後、2008年「アンチドーツ」(Antidotes)でアルバムデビューを果たします。
これが全英3位のスマッシュヒットとなると、本国イギリスを中心にコアなファンを獲得していきました。
そして、2013年にリリースした3rdアルバム「ホーリー・ファイア」(Holy Fire)が全英2位にランクイン。
2019年リリースの6thアルバム「エヴリシング・ノット・セイヴド・ウィル・ビィ・ロスト・パート2」(Everything Not Saved Will Be lost: Part 2)で、ついに全英1を獲得。
エヴリシング・ノット・セイヴド・ウィル・ビィ・ロスト・パート2
これまでリリースしたアルバム全てが全英チャートTOP10入りを果たすなど、不動の人気を獲得したフォールズ。
グラストンベリーをはじめ大型音楽フェスティバルでヘッドライナーを務める、唯一無二なビッグバンドへ進化を遂げました。
■ライフ・イズ・ユアーズ
そんなフォールズが、さらに音楽フェスを盛り上げること間違いない新作をリリースしました。
それが、2022年リリースの7thアルバム「ライフ・イズ・ユアーズ」(Life Is Yours)です。
ヤニスがインタビューで、この新譜について次のようにコメントしています。
「肉体に直接訴えかけてくるような、思わず踊り出したくなるような感覚、エネルギーと歓喜がどの楽曲にもDNAとして共通するようなものを作りたいと思ったんだ」。
まさにこの言葉どおり、80年代ディスコを彷彿させる、ポップでダンサブルなアルバムとなっています。
なんて明るいアルバムなんだろう…。肉体も心も躍り出すような、アップビートな楽曲がいっぱいです。
これは絶対に音楽フェスで盛り上がります。実際に、3年ぶりに開催されたグラストンベリー2022ではアザーステージのトリで登場。
そのディスコ風サウンドで、会場を大いに沸かせ踊らせたことが伝わってきています。
■個人的なおススメ
それでは、そんなフォールズの新譜「ライフ・イズ・ユアーズ」から、個人的なおススメです。
まずは2曲め、「ウェイク・ミー・アップ」(Wake Me Up)。
ポップでダンサブル、アルバムを象徴するようなアップビートなナンバーです。
これをフェスでやったら、みんな踊りまくるでしょう…。「Wake Me Up」と叫ぶ姿が目に浮かぶようです。
アルバムに先がけてリリースされた1stシングルです。
続いて3曲め、「2am」。
前曲のポップな流れを受け継いで、さらに80sディスコ風サウンドが奏でられます。
このリズム、このキーボード、このメロディ。ヤニスも「今まで書いた中で最もポップな曲の一つ」と言っています。
「ウェイク・ミー・アップ」に続いてシングルカットされました。
そして4曲め、「2001」。
これまた、ファンキーでダンサブルなナンバーです。
歌詞は、彼らが若い頃引っ越したことがあるという、イギリス南東部のリゾート地ブライトンのことを歌っています。
MVは当時の一コマでしょうか…。シュールでノスタルジックなつくりとなっています。
いやぁ、80sディスコ風サウンド炸裂…。最高にポップでダンサブルなアルバムです。
歌ってるのがひげ面のおっさんというのはご愛嬌。音楽フェスのヘッドライナーを務める演奏の腕前はお墨付きです。
そんなフォールズが、フジロック2022にやって来ます!
2020年の来日公演がコロナで中止になったので、久しぶりの来日ライブとなります。
グラストンベリーを沸かせ踊らせたライブを苗場で体感できる…。
最旬&要注目のライブですね。これは楽しみ…。ライブ当日は苗場がフォールズの80sディスコ風ロックで揺れることでしょう。
ありがとう、フォールズ! ありがとう、「ライフ・イズ・ユアーズ」!