ガールズロックは年をとらない!少年ナイフ「Sweet Candy Power」

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、世界で活躍する元祖ガールズ・バンド、少年ナイフの新譜「Sweet Candy Power」です。

■少年ナイフ

少年ナイフ
バンド名は「少年」ですが、メンバーは全員女子。しかも超ベテラン。
1981年に結成された、日本のガールズ・バンドです。

おそらく、世界で売れた最初の日本のガールズ・バンドではないでしょうか。
インディーズで地道に活動していた彼女たちに、米英の音楽関係者が注目。日本国内より先に米英でブレークします。

1986年にアメリカでアルバム「PRETTY LITTLE BAKA GUY」をリリース。海外でライブ活動をこなすようになります。
すると、その活動がニルヴァーナのカート・コバーンの目に留まり、彼らの全英ツアーに帯同するまでに。


PRETTY LITTLE BAKA GUY

ちなみに、日本国内のメジャー・デビューは1992年のアルバム「Let's Knife」でした。
その後、メンバーの脱退・加入を繰り返しながらも、アルバムリリースやライブ活動を継続。


アドベンチャーでぶっ飛ばせ

そして今般(2019年6月)、オリジナル・アルバムとしては「アドベンチャーでぶっ飛ばせ」(2016年)以来、3年ぶりとなる新作「Sweet Candy Power」をリリース。
これと合わせて、日本でのライブはもちろん、UKツアーも決定。欧州ツアーも敢行しており、相変わらずの世界レベルの人気を見せています。

■Sweet Candy Power

さて、新譜「Sweet Candy Power」ですが、変わらぬ「ガールズ・バンド」ぶりを見せてくれる快作となっています。
最近はハードロック寄りの音を響かせていましたが、今回はパンク・ロック回帰。


Sweet Candy Power

分かりやすいメロディを小気味いいビートに乗せて、ギターをかき鳴らします。
アルバムタイトルにもなっている「Sweet Candy Power」では、「Am I,am I,am I,am I,candy!」(甘い、甘い、甘い、甘いキャンディ!)なんて叫びます。

この辺は、デビュー当初から変わりません。「アイスクリーム・シティ」とか「バナナ・チップス」とか、スイーツの曲が多いんですよね。
それもきわめて単純で、彼女たちが甘いものが好きだから。これ、ロックの原点ですよね。

それにしても、こんな可愛らしいパンクロックをやっている彼女たち、いい歳だよね?
創設メンバーで中心人物の山野さんは、おそらく50代後半。すごいな…。ロックに年齢は関係ないですね!

■個人的なおススメ

それでは、そんな少年ナイフの最新作「Sweet Candy Power」から、恒例の個人的なおススメです。

まずは1曲め「Party」
これぞ、少年ナイフという、切れ味鋭いパンクロック。
タテノリのビートに、可愛らしい山野のボーカル。若いっ!

続いて2曲め「Dizzy」
これまたノリノリのガールズ・ロック。手拍子足拍子からギター&ベースのコラボ。コーラスもイイ感じです。
それに加えて、このPV。楽しんでる感じが伝わってきます。ガールズ・ロックは不滅です。

そして7曲め「Never-Never Land」
今までにない新機軸のギターロック。ニール・ヤングっぽいというか、サザンロックっぽいというか。
歌詞は、遊園地(ディズニーランドと思われる)に行ってサングラスをなくしちゃったって他愛ないものなんだけど、この重めのメロディと重なると、なんとも深い味わいになります。
結論から言うと、この曲大好きです。

少年ナイフ・イズ・フォーエバー・ヤング。
「Sweet Candy Power」。超ベテランのガールズ・バンド、いまだ健在を示す力強いアルバムでした。

ありがとう、少年ナイフ! ありがとう、Sweet Candy Power!

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