ペイル・セインツ「狂気のやすらぎ」30周年!耽美なギターロック再び

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、90年代英インディーズの伝説的バンド、ペイル・セインツ
そのデビュー作「狂気のやすらぎ」(原題:「The Comforts of Madness」)30周年記念盤をとり上げます。

■ペイル・セインツ

皆さんは「ペイル・セインツ」というバンドを知っているでしょうか…。
90年代初頭に現れると、耽美なギター・ロックで英音楽シーンを賑わせませした。

当時は、LushやライドなどのUKシューゲイザー・バンドが同じくシーンに登場した頃。
そのなかでもペイル・セインツは、USグランジの要素も取り入れ、唯一無二の耽美なサウンドを奏でていました。

そんな彼らの鮮烈なデビュー作が、「狂気のやすらぎ」(原題:「The Comforts of Madness」)です。
英インディーズ1位、全英チャートでも40位にランクイン。1990年リリースの名盤です。


The Comforts of Madness (30th Anniversary Reissue)

それから30年…。なんと、その衝撃のデビュー作「狂気のやすらぎ」の30周年記念盤が出されました。
それだけでも驚きですが、それがなんと売れているというではありませんか…。

でも何となくわかる気がします。病みつきになるサウンドなんですよね、ペイル・セインツは。
30年前にUKロックを聴いていた人たちは、その名前を見たらダウンロードせずにはいられない。そんなアルバムなのではないでしょうか。

館長ふゆきもその一人。思わずダウンロードするや、30年前の青春時代にゲットバック。
再びペイル・セインツに酔いしれる日々を送っているのでした…。

■個人的なおススメ

そんな、ペイル・セインツ「狂気のやすらぎ」(原題:「The Comforts of Madness」)から、個人的なおススメを紹介しましょう。

まずは1曲め「Way the World Is」
力強いドラムの音から誘うペイル・セインツの耽美な音楽の世界。
アジテートするようなリズム部隊に、ノイジーなギター。それらをつなげる甘美なボーカル。
没入感が半端ありません…。

続いて6曲め「Insubstantial」
この曲は、はじめは甘く耽美に、中盤からギターとドラムが疾走します。
終盤のギターの歪みは、まさに「狂気のやすらぎ」。ライブでも好んで演奏された1曲です。

そして10曲め「Sight of You」
シングルカットされた、ペイル・セインツを代表する名曲。30年前にこの曲を聴いて彼らにハマった人も多いはず。
甘いメロディと繊細なボーカル。そこに重なる耽美なギターと力強いドラム。
いま聴いても鮮度はまったく変わらない。揺るぎないペイル・セインツの世界がそこにあります。名曲です。

なお、ペイル・セインツは、このデビュー・アルバムの後に2枚のアルバムを出して解散しています。
今回の30周年記念盤は、バンドの中心メンバーだったイアン・マスターズ(ボーカル&ベース)の監修によるもの。
アルバム全曲をリマスター。さらに、当時Woodhouseスタジオで録音された未発表のデモ音源と、John Peelのセッション音源を収録しています。
こちらもファンにはたまりませんね。

ありがとう、ペイル・セインツ! ありがとう、「狂気のやすらぎ」!

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