こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、Back to the 80s!ディペッシュ・モード「People Are People」です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。
■ディペッシュ・モード
ディペッシュ・モード(Depeche Mode)。
イングランド出身のロックバンドです。80年代に音楽シーンに登場すると、みるみるうちにスターダムにのし上がりました。
Best of Depeche Mode Songbook(English Edition)
バンドは1977年、アンディ・フレッチャーとヴィンス・クラークがバンド「No Romance In China」を結成したことに始まります。
1980年にマーティン・ゴアを加えた3人で、シンセ・グループの「Composition of Sound」を結成。同年、ボーカリストのデイヴ・ガーンが加入して、バンド「デペッシュ・モード」(Depeche Mode)が誕生しました。
バンドは1981年、デビュー・アルバム「Speak&Spell」(邦題:ニュー・ライフ)を発表。
するとこれが、当時全盛だったニュー・ウェイヴの波に乗り、全英チャート10位を記録するスマッシュヒットとなります。
この後、ヴィンス脱退などハード・シングスを経て1984年、バンド最大の売上となるアルバム「サム・グレート・リウォード」(Some Great Reward)をリリースします。
先行シングルとなった「People Are People」は全英チャート4位、全米チャート13位になるなど欧米で大ヒット。バンド初の国際的なヒット曲になりました。
ディペッシュ・モードは、ビッグバンドにしては珍しく(?)、その後も活動を継続。
母国UKでは全スタジオ・アルバム14作がトップ10に入り、アメリカでも1990年のアルバム「Violator」以降、全8作がトップ10入りを果たしています。
■People Are People
それでは、そんなディペッシュ・モードの代表曲を聴きましょう。
彼らの人気を決定づけた1984年の大ヒットナンバー「People Are People」です。
彼らお得意のシンセサイザーを駆使したポップなダンス・チューン。
それに加えてこの曲では、人種差別や暴力という重いテーマを歌詞にして、バンドのイメージを一新。新たなファンを獲得しました。
それでは、そんな懐かしのナンバーを聴きましょう。Back to the 80s!
ディペッシュ・モード「People Are People」。Here We Go!
■追悼アンディ・フレッチャー
いい曲ですね、「People Are People」。
シンセの音なんかはいかにも80年代的でありながら、いま聴いてもクールに響くのは、元のメロディやメッセージが素晴らしいからでしょう。
そんなディペッシュ・モードですが、先日突然、悲報がもたらされました。
2022年5月26日、アンディ・フレッチャー死去…。
ディペッシュ・モードの共同創設者にして、キーボーディスト。
40年以上にわたりディペッシュ・モードのメンバーとして、エレクトロ・ポップの一時代を築きました。
死因は自然死と伝えられています。享年60歳。
バンドは悲しみのコメントを発表しています。フレッチャー(フレッチ)との思い出も…。
「フレッチは本当に心優しい人でした。サポートが必要なとき、楽しく会話したいとき、大笑いしたいとき、冷たいビールを飲みたいとき、いつもそばにいてくれました」。
— Depeche Mode (@depechemode) May 26, 2022
追悼アンディ・フレッチャー…。安らかにお眠りください。
ありがとう、ディペッシュ・モード! ありがとう、「People Are People」!