ステレオフォニックス「ウーチャ!」25年経て再び粗く力強く…

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、ステレオフォニックス「ウーチャ!」25年経て再び粗く力強く…です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■ステレオフォニックス

英ウェールズ出身の田舎町カマーマンで、幼馴染の3人がバンドを結成しました。
それが後にイギリスを代表するロックバンドとなるステレオフォニックスです。

バンドは1997年、1stアルバム「ワード・ゲッツ・アラウンド」でメジャーデビューを果たすと、これがゴールドディスクを獲得する大ヒットに。
続く2ndアルバム「パフォーマンス・アンド・カクテルズ」(1999年)が初登場全英1位を獲得。一気にスタジアム・ロックバンドにのし上がりました。


パフォーマンス・アンド・カクテルズ

その魅力は、骨太なギター・ロックとライブ・パフォーマンス。
ステレオフォニックスは、ビッグバンドにありがちな解散騒ぎなどなく、コンスタントに作品を制作・リリースしてきました。

2019年には通算11作目となる前作「カインド」をリリース。これが、アルバム7枚目となる全英1位を獲得します。
ここまで長く変わらず支持を受けるバンドも珍しい…。UKロックのフロントランナー、ステレオフォニックスです。


カインド

■Oochya!

そんなイギリスの国民的ロックバンド、ステレオフォニックスの新作がリリースされました。
それが、通算12作目となるアルバム「ウーチャ!」(Oochya!)です。


「ウーチャ!」(Oochya!)

アルバム・タイトルの「ウーチャ!」(Oochya!)とは、「よっしゃ、やろうぜ!」という意味の掛け声。
スタジオでメンバーがよく使っているフレーズだそうです。

「ウーチャ!」という掛け声そのまま、このアルバムは疾走感あふれるギターロック・アルバムとなっています。
粗削りのギターとライブ感あふれるボーカル。アルバムを通じて、ストレートでポジティブなロックンロールが奏でられます。

2022年は、バンドにとってデビュー25周年の節目の年です。
この年に、新人バンド顔負けのライブ&ローなギターロックをもってくるとは…。

これだから、ステレオフォニックス・ファンは止められない。よっしゃ、やろうぜ!
今日の夢中は、ステレオフォニックスの12枚目のアルバム「ウーチャ!」(Oochya!)です。

「ウーチャ!」(Oochya!)LP盤

■個人的なおススメ

それでは、ステレオフォニックスの新譜「ウーチャ!」(Oochya!)から、個人的なおススメです。

まずは1曲め、「Hanging On Your Hinges」
これぞ「ウーチャ!」。バンドの"よっしゃやろうぜ"の思いが伝わる、ハード&ストレートなギターロックです。
これが25年目のバンドか…。ロックの原点のような衝動あふれるハードなロック・ナンバーです。

続いて4曲め、「Do Ya Feel My Love?」
これまた、ステレオフォニックスの十八番と言える、メロウなロック・ナンバー。
分かっちゃいるけど止められない、ケリー・ジョーンズ(ボーカル&ギター)の粘っこいボーカルと天駆けるようなギターソロがたまりません…。

そして5曲め、「Right Place Right Time」
4thアルバム「ユー・ガッタ・ゴー・ゼア・トゥ・カム・バック」の頃を彷彿させる、レイドバックしたロックナンバー。
米ルーツ・ミュージックへの傾倒が感じられます。MVもボブ・ディランをオマージュしていますね。

ウーチャ!デビュー25年目でこの音をもって来るとは、骨の髄までロックンローラーなんですね…。
これは、ファンの側もいま一度、ロック魂を取り戻さなければいけません。ウーチャ!よっしゃ、もう一度ロックやろうぜ!

ありがとう、ステレオフォニックス! ありがとう、ウーチャ!

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