U2ボノ、圧巻の魂の叫び…「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、Back to the 80s!U2ボノ、圧巻の魂の叫び…「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■U2

アイルランド出身のロックバンド、U2
グラミー賞を22回も受賞している、世界にその名が轟くモンスター・バンドです。


ザ・ベスト・オブU2 18シングルズ

アイルランドのダブリンで出会ったボノやジ・エッジらメンバーは、バンド「U2」を結成
精力的なライブ活動が注目されてアイランド・レコードと契約。1980年にアルバム「ボーイ」(Boy)でデビューします。


ボーイ(レコード盤)

翌1981年には2ndアルバム「アイリッシュ・オクトーバー」(October)、1983年には3rdアルバム「WAR(闘)」(War)をリリース。
シングル「ニュー・イヤーズ・デイ」や「ブラディ・サンデイ」などに代表される社会的なメッセージを込めた歌で、音楽ファンから熱烈な支持を集めました。

そんなU2が押しも押されもせぬモンスター・ロックバンドになったのは、1987年リリースのアルバム「ヨシュア・ツリー」(The Joshua Tree)がリリースされてから。
このアルバムは全英・全米チャート1位など大ヒットを記録。シングルカットされた「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」(With or Without You)や「終わりなき旅」(I Still Haven't Found What I'm Looking For)も全米1位を獲得しました。


ヨシュア・ツリー

「ヨシュア・ツリー」をきっかけに、バンドは若者たちの「兄貴」的な存在から、音楽の至高を臨む「カリスマ」に飛躍しました。
音楽スタイルも、アメリカのルーツ・ミュージックを大胆に取り入れ、米ツアーを記録した映画「魂の叫び」もヒットしました。

■ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー

今日は、そんなU2の歴史を変えた大ヒットアルバム「ヨシュア・ツリー」から、大ヒットしたシングル「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」(With or Without You)を取り上げます。

当時、この曲をシングルカットすることには、反対する声もあったそうです。
確かに、キャッチーなメロディもないし、「ニュー・イヤーズ・デイ」や「ブラディ・サンデイ」のような煽りもない…。

ただ、この曲には、これまでのU2にはない、いやこれまでのロックですら醸し出しえない、オーラとソウルがありました…。
聴くほどに胸に突き刺さる、繊細でいて力強い魂の叫びです。

それでは、聴きましょう。U2、1987年の大ヒットナンバー「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」です。
Back to the 80s!Here We Go!

■バンドその後

すごいですね…。いま聴いても心揺さぶられます
ボノの鬼気迫るような歌声やMVの姿…。これぞカリスマ…。その後の映画「魂の叫び」も含めて、孤高の存在になってしまったのか…。

そんな風に思っていたら、1990年代に入って、U2はさらなる音楽的な転換を果たします。
1991年にリリースされた「アクトン・ベイビー」(Achtung Baby)でテクノやダンス・ミュージックを大胆に取り入れます。
この路線は、1993年のアルバム「ZOOROPA」や1997年の「POP」に継承され、バンドはさらに人気を高めていくことになります。


アクトン・ベイビー

2000年代には、これらビート・ミュージックに加え、原点回帰ともいえるバンド・サウンドも展開。
さらに、東日本大震災のチャリティ・アルバムに参加したり、ネルソン・マンデラを主人公にした映画に主題歌を提供したり、社会派の活動も精力的にこなしています。

最近では、2022年の映画「シング ネクストステージ」に、ボノが参加し声優デビュー。楽曲も書き下ろしています。
こういうところ、いいですよね。変にカリスマぶらない感じ。その音楽活動の幅はさらに広く、止まるところを知りません。
もっともっと新しいチャレンジをしてほしいですね。


シング ネクストステージ オリジナルサウンドトラック

ありがとう、U2! ありがとう、ボノ!

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