こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、80'sニュー・ウェーブの代表的なアーティスト、ハワード・ジョーンズです。
■ハワード・ジョーンズ
ハワード・ジョーンズは、イギリスのサザンプトン出身。幼い頃からピアノを習い、10代にはプログレ・バンドなどでキーボードを演奏していました。
ピアノ講師などをしながら地道な音楽活動を続け、1983年、シングル「ニュー・ソング」で念願のメジャーデビューを果たします。
翌1984年に、ファーストアルバム「ヒューマンズ・リブ」を発表。
シンセサイザーを駆使したポップな音づくりは、世界中で大ヒットとなり、一躍、ニューウェーブの雄となりました。
翌年に行なわれたライブエイドにも参加し、見事なキーボード演奏と歌を披露していました。
その後も地道に音楽活動を継続してきたハワード・ジョーンズ。
そんな彼のデビュー35年を総括する3枚組ベストがリリースされました。
デビュー曲「ニュー・ソング」はもちろん、ヒット曲「ホワット・イズ・ラブ」や「悲しき願い(原題:No One Is To Blame」などが収録されているほか、貴重なライブ音源も収録されています。
まさにハワード・ジョーンズの音楽活動を総括するアンソロジーとなっています。
■個人的なオススメ
それでは、恒例の、個人的なオススメを紹介しましょう。
3枚組42曲と満載なので、いろんな意見があるかと思いますが、あくまで個人的な好みということでご容赦くださいね。
まずは2曲め、「悲しき願い」(原題:No One Is To Blame)。
1986年の2ndアルバム「Dream Into Action」収録のポップ・バラード。
アルバムのオリジナルは地味な印象でしたが、シングルカットされるにあたり、当時ノリにノっていたフィル・コリンズをプロデュースに迎え、音を一新したことで生まれ変わりました。
フィル・コリンズのコーラスも見事です!
続いて3曲め、「ホワット・イズ・ラブ」。
1983年にリリースされた、ハワードの2ndシングルです。デビューアルバム「ヒューマンズ・リブ」に収録されている、彼の代表曲の一つです。
彼の歌声すら楽器の一つのように奏でられるエレクトリック・ポップ。当時流行のニューウェーブを代表するポップ・ナンバーです。
続いて8曲め、「エバーラスティング・ラブ」。
1989年のアルバム「Cross That Line」から1stシングルとしてリリースされました。
この頃にはすでに人気も落ち目でしたが、この曲でハワード節健在を知らしめました。
ハワードならではのキーボードをベースにしたエレクトリック・ポップを披露。米ビルボードで12位のスマッシュヒットとなりました。
他にもオススメはいっぱい。何しろデビューから35年分だもんね。
当時は、オレンジ色の奇抜なヘアスタイルで、キーボードを肩からぶら下げて弾いていました。
今回、突然の3枚組アンソロジーのリリースとなりましたが、そのジャケットを見てニヤリとさせられました。
アニメ風の絵柄で、擬人化したロボット・ハワードがキーボードを弾いています。なんか、まだまだ「俺は現役だぞー!」って宣言してるみたい。
これからも元気にキーボードを弾きまくってほしいと思います。
ありがとう、ハワード・ジョーンズ! これからもニュー・ウェーブの雄でいてください!